『どうして、ゆ、指が自然に…。』
『そうよ、外しなさい。ゆっくりと、』
真由美の本性に指示される。
真由美は、ブラウスのボタンを全て外し、両腕から抜き取った。
肌に直接触れる外気に身震いがした。
「こっちで預かっておくわね。さあ、次もよ。」
瞳が、真由美からブラウスを奪った。
『つ、次って。』
『スカートも脱ぐのよ。立ち上がると後ろの人にわかっちゃうから、気をつけないとね。』
真由美の理性が本性に押される。
真由美は、スカートのホックを外し、ジッパーを下ろすと、腰を少しだけ浮かせてスカートを抜き取った。
瞳は、そのスカートも奪い取る。
「こ、これで勘弁して。」
真由美は、瞳につぶやく様にお願いをする。
「勘弁って、私は、貴女のお手伝いをしているのよ。」
「・・・。」
真由美は、黙って俯いてしまう。
『そうよ、ここまで出来たんじゃないの。一人じゃできなかったでしょ。全部脱いじゃいなさいよ。』
真由美の理性は、もう言い返す事をしなかった。
真由美の手が、背中に周り、ブラジャーのホックを外していく。
その様子を横で見ている瞳は、
『暗くてもわかるわよ。真由美さんの表情、興奮してるわね。うふふふ。』
そう思ってると、後ろに気配を感じた。
『きたわね。美紀さんも上手くやってるようね。』
ブラを外すと、ストッキングとショーツもゆっくりと脱いでいく真由美、脱ぎ終えた下着を瞳に渡した。
『ああ、こんな所で、全裸になるなんて。で、でも…、なんだか…。』
服を脱いだと言うのに、身体が熱くなってくるのがわかる。
瞳は、真由美から下着を受け取ると、ショーツを手に取り、クロッチ部分に触れてみる。
『うふふふ、感じてるわね。』
それを確かめると、席の後ろに四つん這いになっている俊樹の背中に落とした。
「あっ。」
わざと声を出す。
その声にドキッとした真由美が、両手で胸を抱え込むように疼くまる。
「ど、どうしたの。」
誰かに気付かれたのかと思い、顔が上げられない。
「ごめんね。ショーツ落としちゃって。後で拾うから。」
瞳は、そう言いながら、俊樹が慌てて去っていくのを目で追っていた。
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