『えっ、あ、あ~あ、み、見えちゃってるよ。』
俊樹は、真由美の手が段々と下がっていき、乳首が見えたところで、思わず両手で股間を押さえてしまった。
ズボンの下から突き上げてくる感触に、思わず役員達の視線を気にしてしまう。
「じゃあ、続けますよ~、や~きゅ~う~…。」
瞳が、いきなり音頭を取り始めた。
『続けるのか。』
俊樹が、慌てて体制を取ろうとしたのと同時に、
「えっ、ちょ、ちょっと、私、ギブアッ…。」
真由美が、慌てて、瞳を遮ろうとすると、
「田村さん、もう始まっちゃったから止められないわよ。」
美紀が、口を挟んだ。
「そ、そんな…、私、もう脱げない。」
真由美が戸惑っているのを、無視する様に、瞳の掛け声が続く。
「こ~ゆ~具合に…。」
こんな状況でも、反射的に俊樹と真由美は、それぞれの合図を確認していた。
俊樹も真由美も、仕組まれた対戦だとわかっているが、今となっては、どちらが勝つのか見当もつかなかった。
美紀は、合図を出しながら、
『今までは、真由美さんに恥を書いてもらったけど、今度はトシ、貴方よ。』
と、瞳と共に勝敗を左右している事を楽しんでいる。
「アウト、セーフ、よよいのよい!」
瞳の掛け声で、二人が手を突き出した。
俊樹、チョキ、真由美、グー
「田村さんの勝ち~!」
『よかった、勝ったわ。』
真由美は、胸を撫で下ろす。
『あ~、ここで負けるのか。』
俊樹は、ひょっとしたら勝つんじゃないかという思いの方が強かったので、しばらくチョキを出したまま固まってしまっていた。
「さあ、真田さん、ズボンですよね。」
真由美の時の二択とは違い、ズボンを脱ぐ事は明らかだったので、瞳が、年を押すと、
「は、はい、ず、ズボンです。」
俊樹が、我に帰った様に、反射的に答える。
俊樹は、ベルトを緩めたところで、手が止まってしまう。
真由美のショーツ姿を見て、勃起してしまっている事を知られてしまう恥ずかしさと、もう一つズボンをずらす事への躊躇う理由があった。
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