「えっ、今、ワンピースって言った?」
「私も、確かにそう聞こえたわ。」
「なんでなの?」
役員達の間でざわついている。
「皆さん、ワンピースとの事です。」
瞳が、役員達に向かって、真由美の言葉を復唱する。
真由美は、言った後、なかなか脱げないで恥ずかしそうにモジモジしている。
男性の俊樹がいるという事で、踏ん切りがつけられない。
『どうして、ワンピースって言っちゃったんだろう。ショーツにしてギブアップすれば良かったのに。』
『本当にそう思ってるの?真田さんにもっと恥ずかしい姿を見られたいんでしょ。こんなチャンスないじゃないの。ゲームに負けたんだからって言い訳もできるし。』
真由美の中で、葛藤が始まった。
「田村さん、早くしてください。」
瞳に促されて、
「は、はい。す、すみません。」
漸く、ワンピースに手をかけて脱ぎ始める。俊樹には背中を向けて、ワンピースが床に落ちた。
清楚な感じの純白のショーツ1枚になった真由美は、両腕を胸の前で組んで隠して、俊樹の方に振り向いた。
目の前で、真由美のワンピースが床に落ちた時、俊樹の股間ははち切れそうになっていた。
『綺麗な背中だ。腰のくびれも良いし、お尻だって垂れてないよ。』
真由美の年齢を疑うほどの容姿に興奮しているのを、役員達にバレない様に、背を向け体をひねった。
『興奮してるわね、トシ。』
美紀が、俊樹の様子を見て、表情が緩んでいる。
瞳に向かって、片目を瞑り合図すると、瞳が、真由美に向かって顎を少し突き出す。
『その手を下ろすのよ。』
再び、真由美に瞳の心の声が響いた。
『ああ、そんな、真田さんが見てるわ。瞳さん、声に出して命令してくれればいいのに、そうしたら言い訳できるのに。どうして、言ってくれないの。』
瞳の視線に応える様に、両腕の力が抜けてくる。
真由美の両腕が徐々に下がり始める。
小さな乳輪が姿を現したかと思うと、乳首も露わになった。
「あっ、あれ!」
その様子を見ていた役員が真由美を指差す。
「ま、まぁ!」
他の役員も呆れ気味に、真由美に視線が注がれる。
「興奮してるわね。」
「え、ええ、どういうつもりかしらね。」
ヒソヒソ話が始まる。
『違うの、違うのよ、瞳さんから命令されたからよ。見られたいからなんかじゃないのよ。みんなにも聞こえたでしょ。』
真由美は、自分に言い聞かせる様に心の中で呟きながら、股間に熱いものを感じた。
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