「どんどん行きましょう。」
瞳が、盛り上げると、
「そうよ、そうよ、行きましょう。」
「田村さん、頑張って~。」
「真田さんも、田村さんの服脱がしちゃえ~」
いつの間にか、外野の役員達もお酒が進み、気が大きくなっている。
「お二人に聞いてみますね。後何枚着てますか、真田さんは?」
瞳が、二人に質問する。
「に、二枚です。」
俊樹が、指を2本立てて答える。
「田村さんは?」
「さ、三枚です。」
真由美も、指3本を立てて答えた。
「さあ、では、行きますよ~。や~きゅ~う~…。よよいのよい。」
真由美も俊樹も、それとなく合図を確認して、
真由美、パー、俊樹、チョキ
「真田さんの勝ち~。」
瞳が、俊樹側の手を挙げる。
『あ~、やっぱりこういう事なのね。最初に勝たせておいて、結局は負けるのね』
真由美は、頭の中では納得するものの、いざ、みんなの前で下着姿を晒さなければならないという現実を突きつけられると体が固まってしまった。
『えっ、また勝った。合図、見間違えて無いよな。』
俊樹は困惑しながら、美紀の方にチラッと視線を送るも、怒った様子は無く笑みを浮かべている。
「さあ、田村さん、何を脱ぎますか?じゃんけんをしてからのギブアップは認められませんからね。」
瞳が、真由美に詰め寄る。
「ブ、ブラを…。」
真由美が、瞳にしか聞こえないくらいの小声で答えると、
「皆さん、ブラジャーとの事です。」
瞳が、大声で復唱する。
真由美は、昨日の夜、服を順番に脱いでいく自分の姿を想像していた。ワンピースを脱ぎ下着姿を晒している自分の姿に興奮していた。
だが、それが実際に周りに人がいる状況では躊躇いが出てきてワンピースを着たままブラを脱ぐ事を選択していた。
「まあ、そうよね。」
役員達の反応も冷めたものだった。
真由美は、ワンピースの上から背中のホックを外し、肩紐を腕から滑らせブラを脱いでいく。
上手くワンピースから抜き取ると、先程脱いだストッキングの上に置いた。
ブラを置いて姿勢を正した真由美を見た役員の誰かが、
「あ、あれっ。」
真由美を指差す。
「まあ、ちょっと。」
他の役員も声を上げる。
真由美は、役員達から指を差され、視線を落とすと、
「きゃっ。」
と声を上げ、両手で胸を覆ったまま俯いてしまった。
役員達の囁きが聞こえる。
「勃ってたわよね。」
「うん、私にもわかったわ。」
体にフィットしたワンピースなので、ノーブラになった事で、乳首の形がはっきりとわかる程浮き出ていたのだった。
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