俊樹と真由美が緊張の表情を浮かべているのとは違い、役員達はお酒を飲みながら笑顔を浮かべている。
「それでは、まず最初に対戦して頂く方は。会長の美紀さんに選んで頂きます。」
美紀は、テーブルの上に裏返しになっているカードを2枚めくった。
「3と5です。どなたでしょうか。」
米倉「私、3です。」
小池「私、5です。」
2人が同時に手を挙げる。
「では、米倉さんと小池さん、前に来て頂けますでしょうか。米倉さん、代表で封筒をお選びください。」
瞳が、4つの封筒を米倉の前に差し出す。
「これにするわ。」
米倉は、一番左の封筒を選び、瞳に渡した。
「では、最初の対戦は…。腕相撲です。」
瞳が、封筒の中から紙を取り出し、読み上げた。
小池「え~、私、力には自信がないわ。」
米倉「私も、こんなにか細いのに。」
賞金が掛かっている事もあり、二人とも牽制し合っている。
テーブルを挟んで、2人が向き合って立つと、
「では、腕を組んでください。レディ~、ゴー。」
瞳の掛け声と同時に、二人の手に力が入る。
舞原「頑張って~。」
天海「あっ、もう少し、小池さん頑張れ~。」
米倉「あ~ん、も、もうダメ~。」
米倉の手の甲がテーブルに着くと、
「小池さんの勝ちぃ~。」
小池「ふぅ~、やったわ。」
「おめでとうございます。はい、賞金よ。」
美紀から、賞金が勝利した小池に渡される。
「ありがとう。」
賞金の入った封筒をみんなに向かってかざした。
「では、次の対戦は…。」
2つ目の対戦は、藤原と舞原が、指相撲で舞原が勝ち、3つ目の対戦は伊野と天海が尻相撲で伊野が勝利した。
天海がお尻を摩りながら、
「伊野さんのお尻凄かったわ。」
「ごめんなさいね。つい、力が入っちゃって。」
伊野が申し訳なさそうに、賞金を受け取る。
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