由紀子「さあ、わかったらこれに名前書いてハンコ押して。」
由紀子が離婚届を再び俊樹の前に差し出した。
俊樹「わ、わかったよ。」
俊樹は、差し出された離婚届に名前を書いてハンコを押した。
俊樹にはそうするしかなかった。
これからどうなるのか不安になりながらも、
俊樹「で、これから俺はどうすればいいんだ。」
由紀子「どうしたの?そんな不安そうな顔して、あなたがやりたかった事を堂々とさせてあげるだけよ。もう、私に隠れてコソコソしなくてもいいのよ。」
俊樹「そ、そんな事言っても…。」
由紀子「あなたが隠していた物、全部出して。」
俊樹「隠していた物って?」
由紀子「ほら、あるでしょ、首輪とか、雑誌とか。」
俊樹「わ、わかったよ。」
俊樹は寝室に行き、袋を抱えて戻ってきた。
由紀子「ここに出して。」
由紀子がテーブルをトントンと叩くと、
俊樹「う、うん。」
俊樹が袋の中身を取り出しテーブルに並べていく。
首輪、リード、SM雑誌、DVD、…、ショーツ、
由紀子「まあ!これ、私のじゃないの!もう履き古して捨てたと思っていたのに。」
由紀子がテーブルの上に置かれたショーツを手に取る。
俊樹「ご、ごめん、由紀子がゴミ箱に入れてたのを取っておいたんだ。」
由紀子「やだぁ、もう履かないからと思って洗濯もしてなかったのに。かなり汚れてたと思うんだけど。」
由紀子はショーツを裏返してクロッチ部分を確認する。
由紀子「あら、汚れてないわね。私の勘違いだったのかしら?ちゃんと洗濯してたのね。」
俊樹「そ、それが、何度も舐めてるうちに…。」
由紀子「ええっ!じゃあ、あなたが舐めてこんなに綺麗になったの?呆れたわ。」
由紀子の俊樹を見る眼は、変態を見下す眼になっていた。
俊樹は、その視線に背中が熱くなるのを感じていた。
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