生徒さん達は、また自分の絵の修正等をしたり隣の生徒さんと意見を言ったりしていた。
「美紀さんお疲れ様でした、どうぞ部屋に戻ってお着替え下さい。お疲れになったでしょう~(笑)少し休んだらいい。」
先生は美紀に労いの言葉をかけてくれた。
妻は一礼して部屋に戻って行った。
その言葉を聞き、私も一足先に部屋に戻りベットの上で大の字になると睡魔が襲って来た。
生徒さんの達の声ですぐ目が覚める。
「先生、お疲れ様でした」
「有難う御座いました。」
「お疲れ様でした。気を付けて。じゃあ、君達もお疲れ様でした。」
「それじゃ、先生失礼します。」
先生は生徒さん達と男性モデルさん達の見送りをしている様子だった。
「中山君お疲れ様でした。では私達は用意を先にしてしまいましょう」
「はい」
あれ?あのモデルだけはまだ残っているのか・・・。んっ?これからまだ続くのか?いったいいつまでやるんだ?
まぁ良いか・・・。眠いし少し寝るか。疲れと慣れない環境で、私はまた睡魔に襲われた。
何時間寝たのだろうか・・・外はもう真っ暗になっている・・・。
何かを罵倒する声で目を覚ます私、部屋の戸を開け辺りを見渡しながら声が聞こえる方に忍び足で向かいます、声はアトリエの
方から聞こえて来ていました。
隙間から中をゆっくり覗くと、中には天井の梁から荒縄が垂れていて、後ろでに縛られ、膝にも縄が巻かれてM字開脚になっている
目隠しされた女性の姿が・・・。それを取り囲む様に、先生、中山モデル、頭の禿げた太ったおじさん、きつい性格の20代前半女が見
えます。
吊られた妻がゆっくり回り、顔が見え始める。
妻?何であんな事になっている??寝起きで頭の回らない私には理解出来ませんでした。
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