私の両の手は迷うことなく純白のブラジャーを外し、
お揃いのショーツも脱ぎ捨てた。
zoomの小ウィンドウに
私のすべてが露わになると、
肌の色とは対照的に黒く肥大化した乳首は
痛いくらいに自己主張を始める。
もはや纏うのは色欲と狂気だけだ。
「お願いしろ」
関が言った。
この先に待つ骨身を灼くような快楽を想像するだけで、
胸が高鳴る。
同時に考える最悪の結末が脳裏をよぎるだけで、
恐怖心がほとばしる。
期待と恐怖、この2つが鬩ぎ合う瞬間、
一歩踏み出すこの瞬間こそ
マゾにとって最幸の瞬間だ。
幸せを噛み締めながら
私は服従のポーズをとる。
股をおっぴろげてウンコ座りをし、両の乳首をつまむだけで、
淫汁が垂れ始めた。
それに合わせて口が動く。
「もう・・・、これ以上・・・、思い出させないでください」
「じゃあ切るぞ」
滝が突き放すように言った。
私はこの一言が欲しかった。
誰もが欲しがる自分が、
冷たく一蹴されていると認識するだけで破壊欲求が喜びの悲鳴を上げる。
私はさらに自分を壊すために求める。
「待ってください」
「あ?」
「やっぱり・・・、やめないで欲しいです」
「何なんだお前。何がしたいんだ?」
「それは・・・」
「何をして欲しいんだ。言え!」
滝が激しい口調で言った。
「自意識過剰で破壊欲求持ちの傲慢変態クズマゾ女の北条マキをぶっ壊して欲しいです!!」
本当のお願いが口から溢れ出た瞬間、脳がドロドロに溶けていく。
「雌豚の癖にまわりくどいことしやがって」
滝が吐き捨てるように言った。
「いいだろう。出せよ」
何を出せばいいのかすぐに分かった。
私はソファの引き出しからあるものを取り出した。
ディルドだ。
滝から離れる際、渡された。
日本人男性の平均サイズを優に超え、
調教の際は何度も私を壊していた滝の愛玩具の1つだ。
「ちゃんと持ってたんだなぁ。使ってたか?」
「はい」
「入れてみろ」
滝に言われるがままディルドを挿入する。
極太のディルドが滑らかに膣壁を押し広げて進む度、
身体が我慢できず痙攣する。
そして全てを呑み込んだ時、花火が消えていくような
優しい絶頂が訪れた。
「んあぁ」
思わず声が漏れる。
普段のディルドオナニーでは得られない、
異様な興奮と快感に耐えられなかった。
滝が連罵する。
「もういったのか変態」
「昔からすぐイク早漏女だったよな。ホラ、今度は手ぇ動かせ」
「ご、ごめんなさい」
「ごめんなさい?違うだろ?」
「は、はい!ありがとうございます!ディルドチンポズボズボさせて頂きます」
私はそう言うとソファにもたれ掛かり、両足をM字に大きく開いた。
そのままディルドをピストンさせると、
湧き水の様に淫汁が溢れだす。
「そのまま俺の質問に答えろ。いいな?」
「んっっ、あっ、、はい!」
「何で俺に連絡を取った?別に俺のブログ位放っておいてもよかっただろ。
記事は局がもみ消すはずだ。」
「念のため、、、んっ、、ですっ。他の誰かが気づくかもっ、、しれないッからッ!!」
「誰かが気づいた所で最後は局がうむやむにするだけだろ。むしろ、俺と連絡を取る方がリスキーなはずだぜ。別の理由もあるよな?」
「んっ、はぁっん!ごめんなしゃい、ありましゅ。週刊誌の記事見たら変態マゾの子宮がキュンキュンしたからです。らめなのに」
「何でダメなんだ?」
「大学卒業した時にもう戻らないって決めたからぁ。けどもう限界なのぉ!みんな私を褒めるからもうぶっ壊したくて我慢できないのぉ!!」
「あははは!」
関が大笑いした
「お前を褒める?お前の周りの人間はまだお前に騙されてんのか?」
「はい。みんなっ、んぁ!私の思い通りに動いてホントに、、、ホントにお馬鹿さんなんだなって思いましゅ」
「あーあ、言っちゃったねぇ。これ録画してんだよなぁ」
「うしょっ、うしょっ!らめらめらめらめらめぇぇぇ!!!」
言葉とは裏腹に脳から多幸感が溢れ出す。
身体は更なる快楽を求めて勃起したクリトリスを弄り始めた。
「1億人を騙すなんて最低だなぁ、謝れよ豚ぁ!」
「はい。ディルドズボズボしながらクリチンポ弄ってまんこ汁垂れ流す変態マゾ豚の癖に生意気なこと言ってごめんなさい!!」
「汚ったねえ謝罪だなぁ!アナウンサーがそんな汚い言葉遣いしていいのかよ」
「私はアナウンサーじゃなくてただの変態マゾ豚だからッ、問題ありません」
「そうか、じゃあ人間やめちまえ!」
「んはっ、はっ、はい。んあっ、もう無理ぃぃぃぃっっ、いぐううぅうぅぅぅッッ!!!」
叫んだ瞬間、視界が真っ白になっていった。
絶頂という名の大爆発により、
肉体という境界線が破壊され、周辺世界と同化していく。
まるで自分自身が快楽という概念そのものになっているような感覚だ。
しばらく究極史上の絶頂を噛み締めている時、
不意に「またね、寝かせた甲斐があったよ」と滝の声が聞こえた。
蕩け切った頭では、
滝の言葉が何を意味するのか理解できなかった。
しかし、次第に絶頂が収束していくと滝の言葉の意味が分かった。
『私の破壊欲求が限界になるまで放置(焦ら)し、お願いをさせる』
これが滝の計画だったのだろう。
大学卒業後も調教は続いていたというわけだ。
言い換えれば、私は飼われていたのだ。
そして、この関係はこれからも続く。
終わりの見えない主従を想像し、
私の表情は淫靡に歪んでいった。
~終~
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