嬉しい誤算⑩
覗きの集団から妻を連れ出し、車に乗せ走らせます。
車の中で妻は俯いたまま何も言いません。明日は仕事なのでそのまま帰宅しましたが、とてもフラストレーションがたまりました。
2,3日妻とはギクシャクしていましていたので、平日仕事帰りに待ち合わせをし久しぶりに飲みに行く事に。
居酒屋に入り食事を済ませ、いつも行っている馴染みのマスターがいるスナックへ。
この時期なのに仕事帰りのサラリーマン、スーツ姿のビジネスマンで店内は賑わっていました。
マスターが手招きで呼んでくれて、カウンターの端に通される。
マスターと挨拶をしながらビールを飲んでいると、私のスマホのバイブが鳴った。
「何だよこんな時に!会社の奴だから電話して来るわ」
妻にそう言って、私は店の外に出て電話を掛け直した。
「すみません、村上さん夜分遅くに。」
電話に出たのは同じ部署の後輩。
「いや、大丈夫だけど、どうした?」
「実は久しぶりに飲んで帰ろうとしたら、偶然○○商事の○○部長に捕まっちゃって・・・村上にも暫く会っていないから呼べって
聞かなくて・・・出て来れないですよね?」
「あちゃー‥‥よりによって○○部長か~~、どこで飲んでいる?」
「三丁目にあるあの居酒屋です。」
「おっと、ここから近いな、今嫁と居るから話をしてから決めるわ。直ぐかけ直すから待ってろ」
私は電話を切ると、妻にこの事を伝えようと店内に入って妻を見ると、妻は知らない男に話掛けられている最中でした。
(おっと、何かありそうなそうな感じだ(笑))心の中でほくそ笑む私、今までのフラストレーションも消えて行きました。
私は妻にLINEを送ります。
(悪い、会社の後輩が得意先の部長に捕まってSOSが来たからこのまま行って来るよ。お前はもう少し楽しんで行け)
(分かりました。私は大丈夫です。私ももう少しだけ飲んで、終電までには帰ります。お仕事頑張って下さい。)
私は後輩に連絡を入れ、○○部長達と合流をした。しかし部長達と話しをしていても、妻がどうなって行くのか気になって
話もうわの空だった。そんな愛想笑いをしながら話をしていると、携帯のバイブが鳴り妻からのLINEが入る。
(さっきのお店で飲んでいたら、男の人に声をかけられ一緒に飲んでいました。その男の人がもう一軒行かないかと行って
いるけど、行って来ても良いですか?)
(行って来いよ。ちなみにどんな人?)
(出張でこっちに来ていて、既婚者で私と同じ年の人です。)
(分かった。)
べろべろに酔った○○部長をタクシーに乗せ、飲み会は終了。後輩と一息ついて飲んでいると、また妻からLINEが
(飲み会はどうですか?私はもう帰ろうと思っているのですが、一緒に飲んでいた男の人が、もし良かったら自分の泊まっている
ビジネスホテルの部屋で飲み直さないかと誘われています・・・)
(スケベそうなの?)
(はい。奥さんとはレスで溜まっているって言ってました。)
(どこのホテル?)
(駅前にある○○インって言ってました)
(ついて行って、便所になって来い。お前からアプローチして抱いて貰うんだぞ)
(分かりました。そうなったらきっと今日は泊りになるかと思います。)
(OK)
やはり楽しくなって来ました。飲み屋で声を掛けられて、口説かれ部屋にお持ち帰りされる妻。知らない男性の便所になる妻
考えただけで興奮でした。
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