翌四月一日。
朝起きると私はすぐにティッシュを処分し、大人のオモチャも丁寧に洗浄して洗面台の脇に置いて乾かしておきました。
「朝食の支度ができました」
八時過ぎにLINEを送ると今朝は珍しくその十分後に御主人さまは階下に下りてきて朝食を食べてくれました。
トイレに行くついでに洗面台が目に入ったのでしょう。
例のオモチャを持って来て食器を洗っている私のところに来ました。
「これ、使いごこちいいだろ?」
それを聞いて私は心臓が止まりそうになりました。
私が昨夜これを使って自慰をしたことを見透かしているような口調でした。
私は何とも答えられませんでした。
カッと顔が熱くなったのがわかりました。
おそらく私の顔は真っ赤になっていたと思います。
「お前も女なんだな」ボソッ呟くと御主人さまはそれを持って二回へ上がって行きました。
私は恥ずかしくて死にそうでした。
中高生の年齢の男の子にそんなことを言われるなんてこの年齢になるまで思ってもみなかったのです。
でももう御主人さまに対して恥ずかしいなどという感情はもたない方が身のためかもしれません。
今後もっと屈辱的なひどい目に合わされる可能性が高いからです。
洗濯や掃除を始めてしばらく経った頃、宅急便が届きました。
大小さまざまないくつかの箱でした。
御主人さまがネットで注文したものらしく、宛名が全て「木下駿一様」となっていました。
中身はわかりませんが、衣類、ゲームや雑誌やDVDなどだと思います。御主人さまはご自分のクレジットカードを持っているのでお金には不自由しない身分でした。
私は御主人さまの部屋を掃除しに行くついでにそれらも二階まで運び上げました。
ドアをノックして部屋に入ると、御主人さまはベッドに寝転がりながらパソコンでネットゲームをしている最中でした。
いわゆる「エロゲー」というものでしょうか、可愛らしいメイド姿のセクシー女優が赤ちゃん言葉で幼い感じの嬌声を上げながら男性を誘惑しているのが見えました。
「ああっ御主人さま、あたしイッちゃいますっ」
と激しく喘ぎ声を上げながらお尻を振っていました。
その時、私は気づきました。
「駿一君」という名前ではなく「御主人さま」と呼べと言われた意味がようやくわかったのです。
御主人さまはこのようなメイドが登場するエロゲーの影響で私にも同じようなことをさせようとしているのだということに気づきました。
といっても私には今さらどうしようもないので気づかないフリで部屋の掃除を始めました。
散らかった洋服やゴミを回収し、御主人さまの邪魔にならないよう水拭きや掃除機を簡単に済ませると部屋を出て行こうとしました。
「ちょっと待て」御主人さまは私を呼び止め、私に部屋の壁際に立つよう命じました。
御主人さまはベッドから下りると壁際に立つ私の至近距離まで近づいてきました。
身長が百六十センチに満たない私を見下ろすように御主人さまが顔を私の顔に近づけました。その距離、わずか数センチです。
キスをされるのかと思い、私は思わずうつむいて目をつぶってしまいました。
すると御主人さまは手で私の顎をおさえ、私の顔を上に向けました。
私は怖くて目を開けられませんでした。体に震えが出ていました。
「お前もよく見ると可愛いな」
私のような年齢の女性に対して十五歳の男の子が発するセリフとは思えませんでした。
確かに私は結婚前までは同年齢の男の人たちから「丸顔で笑顔が可愛い」とか「色白で肌ツヤがいい」などとかお世辞っぽいことは言われたことは何度かあります。
自慢ではないですが、胸とお尻は肉づきがよく腰のくびれもあるので私も自身の容姿については嫌いではありません。
ですがほぼ半分の年齢の年下の男の子に言われるとなると、真意をどういうふうにとらえればよいのか困惑してしまいます。
それにこの邸宅に家政婦として来てからは化粧らしい化粧もしていません。ほんの少しスキンケアをする程度です。
私はなんと答えればいいのかわからず、思わず「すみません」と言ってしまいました。
薄目を開けてみると、御主人さまは相変わらず顔を至近距離に近づけて私の目を見つめています。
私はまた慌てて目を伏せてしまいました。
「子供、産んだことあるか」と聞かれたので、私は目をつぶったまま首を横に振りました。
「お前、男の体は好きか?」
これには「好きです」とも「嫌いです」とも言えず何の反応もできませんでした。
年上の女性にこんな露骨な質問をできる十五歳の男の子っているでしょうか。
たとえば雇い主の大旦那さまのような五十歳近い女性経験豊富な男性が質問するならばわかりますが……。
「嫌いなわけないよな」
御主人さまはそう言うと私の着ている薄手のブラウスのボタンに触れて外そうとしました。
私は思わず御主人さまの手を両手でおさえてしまいました。
「おゆるしください」
震える声でそう言うのが精いっぱいでした。
「絢子、家政婦の条件を忘れたか」
恐ろしく低く太い声でした。
御主人さまがにわかに不機嫌になったのがわかりました。
「……」
私は恐ろしさと悲しさとで震えていました。涙が頬を伝わっていきました。
遅かれ早かれこうなることは覚悟していたはずですが、頭で理解していることでも気持ちとしては受け入れられないのです。
御主人さまは私の手をつかむと御主人さまのアソコの位置にもって行きました。
スウェットの上からですが、御主人さまの男性器は太く固くなっていました。
「簡単に言えばお前は俺が気持ちよくなるようにするのが仕事だ、それがお前の役目なんだよ、わかるか?」
もちろんそのことは十分すぎるくらいわかっていました。
私は小刻みにうなずきました。そうするしかなかったのです。
「家事を続けろ」
御主人さまはそう命じてまたベッドの上に戻り、また先ほどのネットゲームを始めました。
どうやら今回は何事もなく解放してくれたようです。
「失礼します」私は内心ホッとしながらゴミや衣類を持って下におりました。
「昼食はどうしますか?」とLINEをしても「菓子があるからいらない」との返事。昨日も同じ返事でした。
御主人さまは昼食はいつも食べないのでしょうか。
午後二時頃「お買い物に行ってきます、四時半頃戻ります」とLINEをして邸宅を出ました。
「住込家政婦」という仕事の大変さ、朝から晩まで御主人さまに「お仕え」する仕事の想像以上の大変さに、私はいつまで続けられるか不安になっていました。
少し息抜きをしようとオシャレなカフェに寄ってレモンティーとパフェを注文しました。
大旦那さまのお言葉に甘えて自分に必要な化粧品や普段着としての洋服なども買いました。
最後にスーパーに寄って食料品や洗剤やトイレットペーパーなどを買ってから邸宅に戻りました。
夕食の支度を始めると御主人さまが階下におりてきました。
キッチンに立つ私の様子を近くでじっと見つめています。
「何かご用でしょうか」問いかけても御主人さまは黙ったままでした。
私は気にしないようにしながら夕食の支度を続けました。
もちろん、気にならないはずはありません。
御主人さまが何の目的で私の様子を注視しているのか本当はとても気になります。
想像ですが、御主人さまは頭の中で私を裸にしているのだと思います。
今夜にでも私の体をもてあそぶつもりなのでしょう。
もう私も恐がったりしても仕方ないといよいよ覚悟を決めました。
いつかそのようなことになるのだから、だったら早いうちに御主人さまに抱かれてしまおうと思いました。
とは言っても普通の女として抱いてもらえるのかどうかは不安でしたが……。
御主人さまのことだから何かアブノーマルなことをされる可能性もないわけではないからです。
夕食ができると、昨夜と同様、私は御主人さまにお食事を食べさせる給仕をさせられました。
つぎに私が夕食を食べる番ですが、今度は私は自分自身で食事をさせてもらえました。
ただし、その間、御主人さまは私の食べる様子をじっと見つめたり髪を撫でたり私の口の中に指を入れたりしてきました。
意図はわかりませんが、結局は私の体をもてあそんでいるのでしょう。
私の頬に顔を近づけて耳元や首筋の匂いを嗅いでいました。
御主人さまの吐息が私の耳や首にふりかかりました。
その奇妙な感触に私は怖くなって食べながらも鳥肌が立ってしまいました。
でも逆らうことはできません。
御主人さまの気が済むようにさせておくほかはないのです。
いまここで御主人さまに服を脱がされても私は素直に裸になるつもりでした。
いまここで御主人さまに押し倒されても私は素直に抱かれるつもりでした。
もう私には覚悟ができていました。
私が食事を終えて片づけを始めると御主人さまも席を立って二階へ行こうとしました。
「あの、お風呂も沸いていますが……後にしますか」
私の声が聞こえなかったはずはないのですが御主人さまは黙ってそのまま二階へ行ってしまいました。
数分後に御主人さまは再び階下におりてきて何かビニール袋に包んだものテーブルの上にポンッとを投げました。
「俺の体を洗うとき昨日みたいに服が濡れないよう水着を用意してやったからこれを着ろ」
食器を洗い終わった私はテーブルの上のものを見ました。
水着?
ビニールから出してみるとそれは薄地の白いレオタードのようなものでした。
普通のではありません。
胸の部分と股の部分にファスナーがあり、それをオープンにすれば胸や股やお尻に手を直接入れられるような男性好みの仕様になっていました。
私は驚いて言葉を失いました。
「これを着るか全裸でやるかだ、風呂入るから準備しろ」
御主人さまはそう命じて私の目をじっと見つめました。
覚悟を決めていたとはいえ、私は迷ってしまいました。
でも御主人さまとしては私に着せようとしてこれを注文購入したのですから、これを私に着てもらいたいはずです。
そう考えれば迷う余地はありませんでした。
「わかりました、着替えてきますので少しお待ちください」
私は和室に行って全ての衣服を脱ぎ、セクシー水着を身に着けました。
大きさは私には少しキツいくらいの小さ目のものでした。
鏡で見てみるとその白い水着は生地が薄いので地肌が透けて見えてしまっています。
乳首やアソコの毛などが白地の内側から薄黒く透けて見えるのです。
味方によっては全裸になるよりも卑猥な姿かもしれません。
男性を興奮させて男性の性的欲望を増進させるためだけに作られた女性用衣装です。
私は恥ずかしくてたまりませんでした。
でも私がこれを着ることで御主人さまが悦ぶのならば我慢しようと思いました。
私がその恥ずかしい姿を御主人さまに見せに行くと、
「ふむ、浴室へ来い」
と満足そうな表情でうなずきながら命じました。
もし、ご主人様から「お前じゃ似合わない」とか「なんか違うんだよな」とか言われた場合には、私はもう生きてはいられなかったでしょう。
私はその恥ずかしい恰好で御主人さまの後に続いて脱衣所に入りました。
御主人さまの下着を脱がせると、男性器はやはり立派なお姿になっていました。
正直言って私はもう体の疼きをおさえられませんでした。
はしたなくもこれで早く貫いてほしいとさえ思ってしまっていたのです。
私は昨夜と同様、御主人さまの体を丁寧に洗い清めました。
お尻とアソコを洗うときは御主人さまはバスマットの上に立ったままでした。
私はひざまずいて御主人さまの大切な部分を前から後ろから丁寧に撫でさするように洗い清めました。
「絢子、ヤリたくなってきたか」
御主人さまの低い声が上から落ちてきました。
「い、いいえ、とんでもない」
突然の言葉に驚いた私はとっさに嘘をついてしまいました。
「ムリするな、今度は俺がお前の体を洗ってやる」
御主人さまはそう言って私をバスマットの上に寝かせました。
例のセクシー水着を身に着けたままです。
私は何をされても耐えようと覚悟を決めてマットに横たわって目を閉じました。
御主人さまは私がしたのと同じような手順で私の体を洗い始めました。
まず髪の毛から洗い始めました。
私の上半身を起こし、結んだ髪をほどくとシャンプーで丁寧に私の頭皮と髪の毛を洗ってくれました。
ただ、その間、私は御主人さまの男性器を口に含まされていました。
御主人さまは腰を使って私の口に立派な男性器を出し入れしながら私の髪の毛を洗っているのです。
シャワーで洗い流すときも私は御主人さまの男性器を口に含まされていました。
リンスのときも同様でした。
髪の毛を洗い終わった直後、御主人さまは腰を激しく動かして低く呻きながら私の口に体液をたくさん放出しました。
御主人さまの体液を槌み込んだ私はすかさず御主人さまのアソコを両手で丁寧に洗い清めました。
一般的には私の行為は完全な「淫行」に該当すると思うのですが、見方によっては幸せな新婚夫婦の戯れにも見えたでしょう。
実際、私はもうそれほど恥ずかしさや屈辱感を感じていませんでした。
御主人さまが私にする扱い方が予想していたほど乱暴ではなかったからです。
むしろ優しさを感じるくらいでした。
御主人さまはふたたび私の体をマットに寝かせるとセクシー水着の上からボディーシャンプーをつけて洗い始めました。
といっても肩や腕や背中や太もも以下は露出していますからそこは直接さわることができます。
隠されているところは胸とお尻とアソコですが、ファスナーを開ければこれらも直接さわることができます。
御主人さまは私の上半身の露出した部分を洗い終わると、今度は足の指先を洗い始めました。
ボディーシャンプーをつけて手で洗ってくれるのですが、足先はくすぐったくて私は顔をゆがめながらマットの上で悶えてしまいました。
やがて御主人さまの手が膝から太ももに伸びてきました。
くすぐったさではなく心地よい気持ちよさとともに妖しい性的な欲望の疼きがふたたび私の体中に湧いてきました。
御主人さまの手が私の足のつけ根をマッサージしています。
女にとってそこはとても敏感な部分です。
撫でさすられているうちに体中がウズウズしてどうにもならない欲望が全身を駆け巡りつづけるのです。
つぎに御主人さまは私の胸の部分を水着ごしに指で触れてきました。
私は体をビクンと振るわせて顔をゆがめてしまいました。
薄地のセクシー水着の中で固くピンと立った私の乳首は透けて見えているのです。
それを左右両方とも御主人さまが両手の指先で優しく転がし回すようにさわっているのです。
御主人さまはこれまでにも女性を抱いたことがあったのでしょうか。
この年齢の男の子であれば、女性の体を目の前にしてこんなに落ち着いた愛撫ができないのが普通です。
むしゃぶりつくように女性の体に覆いかぶさってアッという間にイッてしまうのが普通です。
御主人さまの愛撫は女性の扱いに熟練した男性のそれでした。
成人用DVDで学んだテクニックなのでしょうか。
いずれにしても私はその愛撫に酔いしれて気持ちよさに悶えてしまっていました。
僅かですが小さな喘ぎ声も漏れてしまっていたと思います。
なぜかはわかりませんが直接さわられるよりも薄地の水着ごしにさわられる方が感じてしまうように思えました。
御主人さまは私の右手をつかむと彼のアソコへと導きました。
御主人さまの男性器もすでにたくましく回復していました。
私は気持ちよさに呆然としながらも御主人さまの立派な男性器を右手でゆっくりとさすり続けました。
御主人さまは左手で私の乳首を交互にもてあそび続けました。
そして右手は私のアソコへと下りていきました。
御主人さまが呼吸を荒げて興奮しているのがわかりました。
私の股間部分は白地の水着が透けて黒々とした毛が透けて見えているはずです。
御主人さまの右手がそこに達していました。
私の恥ずかしい部分のふくらみを水着ごしに優しく撫でまわしています。
ときどき指圧するようにふくらみを押し、またその周辺を指先でなぞるのです。
こちらも直接さわられるより水着ごしにさわられるほうが感じてしまうのでした。
ファスナーに沿って縦になぞられ続けたときには私はもうどうにかなりそうでした。
「もう焦らさないで早くアソコに指を入れてくださいっ」
思わずそんなはしたないことを叫びそうになるくらい、私は強烈な疼きに襲われていました。もう耐えられません。
ボディーシャンプーに加えて私の体液も加わっているためか、御主人さまの手は滑らかに濡れて私のアソコを執拗に撫でまわし続けています。
私も極度の興奮で気を失いそうでした。
もう喘ぎ声もおさえられなくなっていました。
かつての夫にさえ、こんな気持ちにさせられたことはありませんでした。
「早くファスナーを開けて直接さわってください」
私はそう何度も心の中で叫んでしまっていました。
ところが思いがけないことが起こりました。
「終わりだ、あとは自分でシャワーで流せ」
御主人さまは突然そう言って浴室から出ていきました。
え? 終わり?
私は状況がわからず呆然としてしまいました。
意図がまったく読めません。
脱衣所で体を拭く御主人さまの姿がくもりガラスごしに見えます。
御主人さまは私をどうしたいのでしょうか。
「上がったら何も着ないで二階に来い、マッサージの時間だ」
御主人さまはそう言い捨てて脱衣所を出ていきました。
私はわれに返って「はい」と答え、すぐにセクシー水着を脱ぐとシャワーで体を洗い流しました。
少しだけ浴槽に浸かりましたが御主人さまに呼ばれていますので長風呂はできません。
お風呂からあがってドライヤーで髪を乾かし体を拭いた後、私はバスタオルを巻いて御主人さまの部屋に行きました。
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