私と奈津子さんは、両手を鴨居に吊られた格好で、夫と旦那さんに観賞されました。
どうやら夫達は、賑やかにお酒を飲みながら、私達女の身体をあれこれ批評しあって楽しむつもりだったようです。
ところが、夫も旦那さんも、私達の裸を見ながら、口数が減ってきました。
最初の頃こそ、
「おたくの奥さん、本当に胸が良い形ですな。
乳首の色も何とも言えませんな。」
「陰毛はうちの妻の方が濃いようですね。
おたくの奥さんくらい薄いと、中の具が見えてしまいますね。」
「その具の色ですが、うちのは外がどす黒いんです。内側は真っ赤なんですが..」
と私達女にとっては、恥ずかしくて情けなくて、本当に泣きたくなるような会話をしてたんですが、そのうち口数が減ってきたんです。
「ちょっと...、触りましょうか..」
奈津子さんの旦那さんが、こう言いました。
「ええ、私も、そう思ってたんです。」
夫も相槌を打ちます。
触るって..、それぞれの妻を触るんでしょう..。
きっと、そうよね。
約束してくれたわね。
私はびくびくしていましたが、夫は私の、あちらの旦那さんは奈津子さんの背中の方から抱くようにして、胸やお腹、下腹等を撫で擦ってくれました。
夫が私の乳首を摘まんでくりくりって愛撫してくれます。
「硬いな..」
そう言われて、あちらのご夫婦が側にいるにも関わらず、熱い粘液がタラタラって流れ落ちるのが感じられました。
奈津子さんの方から「うっ...」て声が聞こえたから、身体を捻ってそちらの方を伺うと、奈津子さんは旦那さんにディープキスをしてもらっていました。
思わず私も、夫の顔を見ました。
私にも、キスして..。
声には出さなかったけど、真剣にそう思いながら夫の目を見詰めたら、夫も激しくわたしの口を奪ってくれました。
夫は私の口を奪いながら、既に吊られて逃げられない私を、さらに逃げられないようにと片手できつく抱きしめ、反対の手で私のお尻を鷲掴みにしました。
本当に、鷲が鋭い爪のある足で兎を襲うように、私のお尻に爪を立ててギュッ!って掴むです。
胴に回して抱いてくれてる腕も、私が息が出来ないくらいにきつく締め付けてくれました。
私のいやらしく硬くなった乳首が、夫の逞しい胸板に押し付けられます。
く、苦しい..。
もう少し、もう少しだけ..、優しく..。
そう思ってたら、急に足がガクガクして、それに遅れて性器の奥から、覚えのある痙攣が下腹から乳首まで拡がります。
うっ、うっ、うう..!
夫から唇を奪われたまま、挿入も無しで、私は立っていながら逝かされたんです。
やがて夫は、私の口から唇を離し、私は息を整えることが出来ました。
夫と旦那さんが、吊られている私達から離れて、またお酒を置いているお膳のところに戻りました。
私がちらっと奈津子さんを横目で見ると、やはり私と同じように、顔を赤くして荒い息をしています。
奈津子さんも、感じたんだわ..。
恥ずかしいのが、ほんのちょっとだけ軽くなりました。
それに、旦那さんからキスをされて、ボーってなってる奈津子さんも、とてもきれいに見えました。
そんな私達に、夫からの声が聞こえました。
「どうでしょう?二人にこのままキスをさせたら。」
私は学生時代にも社会に出てからも、レズビアンは全く経験していません。
ドキン!となりました。
「妻同士のキスですか。面白そうですね。」
あちらの旦那さんも乗り気の様です。
私達は、吊られたままで、顔を見合せました。
「よし、そのまま二人でキスをしろ。」
奈津子さんは、仕方がないわ..と言うよに小さく顔を振ると、その裸体を私の方に押し付けてきました。
背丈は私の方がちょっとだけ高かったから、奈津子さんが先に目を閉じて、ちょっと唇を突きだすようにして上を向きました。
同じくらいの年齢なのに、そんな奈津子さんが可愛く思えました。
夫達の突き刺さるような視線を感じながら、私は自分の唇を、奈津子さんの唇に当てました。
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