私が夫の精液をいただいた後、夫は私の首に赤い首輪をつけてくれました。
私、飼い犬..。
それまで読んだエロ小説では有りがちの設定なんですが、自分が嵌めてもらうとなると、ジーンとなるものがありました。
その後、夫は私をテントの外に出すと、
「そこでじっとしてろ。」
と言うと言いました。
私がビニールシートの上に正座してると、夫は朝食を作り始めました。
自然の中で、簡易コンロでベーコンやソーセージを炒める匂いは、とても素敵で食欲をそそるものなんですが、その時の私は、夫の手伝いをした方が良いのか、それとも言われたとおりじっと正座してた方が良いのか迷ってました。
結局は正座して夫を見守っていたんですが、それで正解だったようです。
焼けたベーコンやソーセージを、厚く切ったバケットに乗せて、コーヒーと一緒に食べる夫を、私はじっと見守っていました。
私自身は、それほど食欲は無かったので、夫が私に食事を与えてくれない事を不満に思ったりすることはありませんでした。
ところが、途中で夫が、バケットを一切れシートの上に放り投げ、
「食え。」
と一言言ったんです。
えっ?
下に落ちたパンを食べるの?
不潔とか言う前に、それまで私が持っていた食べ物の常識が、それって変!って頭の中で訴えてました。
でも、これまで読んだSM小説や体験談が役立ちました。
首輪と同じなんだ。
夫の命令だから、無条件に..。
それ以上考えずに、私は正座から四つん這いになると、口でパンを咥えました。
何だか自分が、本当に仕事を持った社会人、主婦、人間から、犬以外になっていくようで、不思議な気持ちを味わいました。
惨めと言えば惨めなんですが、その時の私のとっては、けして嫌じゃなかったんです。
かえって、不思議な解放感みたいなものを感じました。
パンを咥えて夫の方を視ると、折り畳みチェアーに座ったまま、じっと私を見つめています。
私は夫に意識されてる..。
素敵な気持ちになれました。
夫はフォークに刺した一口噛った太めのソーセージを、フォークから抜くと、それも私に投げてくれました。
今度は食べ掛け..。
しかも表面の脂に、シートの上の埃とかが付いてしまっています。
私の頭の片隅に、「汚いよ..」と言う常識も残っていたけど、もう反射的に口を着けていました。
シートに直に口を着けて、ソーセージを咥え、ちらっと夫の方を見ると、多分笑ってたんでしょうけど、嬉しいのか苦笑いか分からない表情をしていました。
「美味しいか?」
って聞かれたら、もう「はい」と答えるしかなかったです。
そうしたら夫は、もう1本ソーセージをクールボックスから取り出しました。
「冷たいままで良いな。」
そう言うと、夫は私に向こう向きで四つん這いになるようにと命令したんです。
※元投稿はこちら >>