夫が2回目に様子を見に来た時、私は生まれて初めて体験した過酷な経験による極度の精神的緊張と疲労によって、朦朧となっていました。
その状態で、妄想と地面でのオナニーで現実逃避をしていたのですが、朦朧状態だったせいか、夫が近づいてくるのに気がついていませんた。
時刻はもう朝方になっていたそうです。
山の中だけに、冷え込みました。
夫も寒気を感じて、私の様子を見ようと思ったのかもしれません。
後で聞きましたけど、まだ助けてやる気は無かったみたいです。
朝までは放置しておくつもりだったし、状況次第では、翌日もずっと裸のまま縛り付けておこうかとも考えていたそうです。
そして、
ここまで来たのだから今さら引き返せない。
やるのなら、この際徹底的にしてやろう。
小百合の身体や精神に傷が残っても構わない。
どうせ自分達の夫婦生活は終わるんだ。
とまで思っていて、偶然ですけど私が妄想の中で考えていた数日間に渡る拷問も、本当にあり得る事だったみたい。
私は後ろ手に拘束された不自由な姿勢のまま、うつ伏せになって、腰を動かして枯れ草や落ち葉の積もる地面に性器を擦り付けると言うオナニーに興じていました。
あああ..、痛いわあ。
私、貴方から痛くされるのね..。
まあ、そんなでこぼこした木を跨いで、爪先で歩かされるの..。
枝を折られたばかりで、ささくれだって尖ったところもあるのね..。
私のあそこに..、刺さっちゃうわ。
血だらけになって、もう使い物にならなくなるんだわ..。
そうなったら、私は貴方から、処分されちゃうのね..。
血だらけのここに、キャンプファイアーの炎の中から取り出した、まだ燃えてる太くて先の尖った木をグイッて押し込まれるのね。
その木は、私の内臓を焼きながら、口から突き出るの。
なんて残酷で、素敵なのかしら..。
こんな事を想像してたら、自分の身体がふあっと宙を浮いたような感じになりました。
そのままふわふわと空中を漂うんではなく、空中でユサユサと動かされ、腹部を強く圧迫されたり、後ろ手に縛られてる腕が不自然に捻られたり..。
まあ..!
これって夫が、私の知らない方法で、拷問してくれてるんだわ..。
いや、ちょっと違うかしら。
あっ、そうだわ。
私、死んだよの!
そして、死んだ私を、夫が処分するために運んでるの..。
穴に埋められるのかしら?
ああ、貴方..。私、死んでるから、引きずれば良いのに..。
そう考えてたのが、完全に夢の中だったような気がしますが、実際のところは、私は後ろ手のままで、夫から肩に担がれて運ばれていってたんです。
顔をビンタされました。
それでもまだ朦朧としていた私の身体に、冷たい水がザブッと掛けられました。
えっ?どうして水が?
と、初めて私は現実の世界に戻りました。
私はやはり地面に寝ていましたが、そこはテントの近くで、直ぐ目の前に、立って上から私を見下ろす夫がいました。
その夫の目を見た時、「違うわ..」と直感的に思いました。
その夫の目は、このキャンプに来てから私に様々な拷問をした夫の冷酷なのにギラギラした表情とも、その前の、私が馬鹿にしていた夫のおどおどした表情とも違っていました。
私が妄想してた世界にいた夫..、そう思ったんです。
私は身体を動かそうとしましたが、その時になって、ずっと後ろ手にされてた両肩がとても痛くて、寝返りを打つことも出来ない事に気がつきました。
それでも私は身体をなんとか横に向け、そしてうつ伏せにると、自由な足を使って身体を進め、夫の靴に私の顔を擦り付けました。
どうしてそんな事をしたのかと言われても、答えきれません。
夫が、泥だらけの靴の先で私の顎を動かし、私の顔を横に向けると、頭を踏んでくれました。
この人から、夫から支配されてるんだって、感情がぴったり嵌まる所に嵌まった感じでした。
夫の踏みつけ方も、グイッと私の頭を地面に押し付けて動けなくなるくらいに押さえられたんですが、後で思えば、あれは夫がちゃんと加減してくれてて、体重を全部掛けてるんじゃなかったみたいです。
夫から頭を踏まれて、私の口からは自然に
「貴方..」
と言葉が出ました。
もう助けてとか、従いますから、とか言うつもりは全くありませんでした。
それから踏まれたまま、はーって深いため息みたいなのが出ました。
それは、ずっと若い頃、夫から愛撫されてて、やっと性的な快感を感じ始めてた時、私が喘ぎ声を出す前の頃と良く似てたような気がします。
これから夫に愛撫されるって言う期待のような感情..。
夫は私の頭から足をのけましたが、今度は肩甲骨のあたりの背中を踏んでくれました。
それから腰、お尻、太股と踏んではグリグリと靴で捏ねてくれました。
私は自分の口から、はあーっ..てため息が出るのを聞きました。
新婚の頃に気持ちがリセットされた、とはちょっと違って、完全に上書きされたような気持ちでした。
前の夫はいなくなった。
今の夫は、全く違う人..。
私を痛め付けて、最後は処分出来る人..。
そんな風に思いました。
上手く表現出来なくて、ごめんなさい..。
それからの拷問も素敵な思い出になりました。
辺りがやっと薄い明るくなった頃、私は後ろ手の拘束だけは外してもらえました。
とても肩とかが痛くて、何度も回したり背伸びしたり。
それが終わってから、夫に谷川に連れていかれました。
津地と枯れ草や落ち葉で汚れた身体をきれいにするためでしたが、夫から「水に身体を浸けろ」と命令された時、自分が冷たい水に浸けられて処分される妄想が浮かび、水は冷たかったのに、私は恍惚となって水に入りました。
私が水に入った所は、膝下くらいの深さだったんですが、深いところに足を進めて、水がおへその深さになるまでは、身体が無意識に胴震いするほど冷たかったです。
その胴震いが治まると、私は一気にしゃがんで、頭まで水に浸かりました。
もちろん数秒なんですが、水に浸けられて処分されるイメージは、はっきりと掴んだような気持ちになりました。
でも、心は高揚しても、実際の身体は着いていけない事もあるみたいです。
私は夫のお許しが出るまで、冷たい水の中にしゃがんでいましたが、もう上がって良いと言われたのに、身体が動かないんです。
その時は、私自身は危機感が無く、あれ?おかしいな?早く夫の言うなれば事に従わなくちゃいけないのに..、と思っていたくらいなんですが、夫が表情を変えて服を着たままで水の中西入ってきて、私を水から引き上げてくれました。
その時の夫の顔も、初めて見る顔でした。
夜中に野生動物が出る暗闇の中に私を放置したのも夫なら、私を水の中から助けてくれたのも夫。
普通考えたら不思議なんですが、その時は何の矛盾も感じませんでした。
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