お盆休みも終わり伸雄の移動日が来た。
朝7時。雪江は両手に燃えるゴミを持ってゴミ収集所まで出しに行く。
「雪江さん。おはよう」
隣の織田が自宅前で待っていた。織田の通勤時間に合わせ7時と指示していた。
「おはようございます」
「その格好も旦那さんは何も言わないだろ?」
大きく脇が開いたダボダボのタンクトップは、お尻がやっと隠れる程の丈で今日は白色を着ていた。
「えっ?...はい」
織田の自宅前で立ち話中も通勤する近所の住民が雪江を横目に歩いていく。中にはニヤニヤして声を掛ける男もいる。
「じゃあゴミ収集所まで行きましょうか」
「はい」
織田は周りをキョロキョロ確認すると雪江のタンクトップの左を肩から落とし乳房を露にした。
「えっ?」
『朝からなの?』
「ゴミ出しまで直すなよ」
「...はい」
織田と雪江はゆっくり歩きだした。
「ところで旦那さんは今日出発だよね」
「はい」
「見送り行くの?」
「来なくて良いって」
「そうなんだ。そういえば今日からだね」
「えっ?」
「伸一君と伸二君からの調教だよ」
『ハッ。そうだ今日からだ』
「楽しみだなぁ。まだ使わせてないんだろ?」
「はい」
「雪江さんおはよう」
ゴミ収集所のボランティアがニヤニヤしている。
雪江を見るためにボランティアしている老人達。
「おはようございます」
『今日はおっぱい出したまま来てくれたぞ』
「休み明けは多くて大変でしょ?」
「そうですね。子供達もいるので...」
話し掛けてゴミを出させてくれない。
「じゃあ雪江さん、俺は行くわ」
織田はゴミ袋を投げた。
「まったく。投げるなよ」
「アハハ。ゴメンゴメン」
織田は周りを見るとニヤニヤして立ち去った。
顔見知りな男達が周りを囲んでいた。それぞれ好きな立ち位置から雪江を見ている。
「小川さん。どこに置けば良いですか」
「そうだなぁ」
ボランティアの小川は周りの男達を見てから指差した。
『何だいつもより多いなぁ。休み明けだからか?まぁ楽しんでくれよ』
「あの集積棚の下がよいなぁ」
ここはビンとカンの集積箱を置く棚。収集日以外は集積箱は畳んで上段に積み重なっていた。
雪江は集積棚まで移動すると男達は雪江の後ろを陣取る争いが始まった。
高さ80センチ、奥行き1メートルの棚。
雪江は左手のゴミ袋をその場に落とすと、右手のゴミ袋を棚の奥に入れた。
当然棚の中に上半身を入れないと置けない。
雪江は膝を曲げて棚の中に上半身が入っていた。後ろからお尻とマ○コが丸見えの格好。
2個目も同じように入れた。
「雪江さん、朝からありがとうございます」
周りから声を掛けられる。
全員雪江も知っているご近所さん。礼を言われると恥ずかしくなってきた。
雪江はタンクトップを直しながらニコニコして振る舞った。
「何だあの人集りは?」
ゴミ収集所前を1台の車が通った。
「おい雪江だぞ」
「何してるんです?」
「わからんが...」
『朝から露出プレーしてんのか?』
車は雪江の自宅前で停車した。
しばらくすると雪江が帰ってきた。
『あらっ?人の家の前に嫌だわ』
「雪江さん、おはようございます」
係長の山寺と主任の坂上が車から降りてきた。
『何で二人が?』
「おはようございます。どうされたのですか」
「部長のお見送りですよ」
「あら。聞いてなくて...ありがとうございます」
「かしこまっちゃって...嫌だなぁ雪江さん」
「...」
「部長がいなくても寂しい思いさせないから安心して」
坂上が雪江のマ○コに指を這わせた。
「でも大丈夫そうだね」
指についた愛液を見せた。
「中へどうぞ」
雪江は急に恥ずかしくなった。
『私、濡らしてる』
「何だ。お見送りとは聞いてないがありがとう」
「常務が手伝ってと...」
「常務が?」
「それとゴルフ仲間が減るって悲しまれていました」
「そうか。あとで電話してみるよ」
「お荷物はどれでしょうか。車に積んできます」
「ああ。ありがとう。雪江。雪菜呼んできてくれ」
『雪菜ちゃんに会えるのか』
二人はニヤニヤした。
「お父さ~ん。荷物持ってきたよ」
ロンT姿の雪菜だ。
「ああ。坂上君。雪菜のも頼む」
「えっ。雪菜ちゃんの...ですか?」
「1週間くらいお泊り。観光です」
「そうなのですか?」
『チッ。まぁ時間はいくらでもあるし...』
「そろそろ出発しましょうか」
伸雄と雪菜が後部座席に乗った。
「あなた。気をつけて」
「ああ。行ってくる」
「ちょっと待って。奥さんお見送りされないのですか?」
山寺が言う。
「雪江は行かないよ」
「しばらく会えないんですよ。普通はホームまでお見送りするでしょう」
「えっ?そうなんですか?」
雪江が答えた。
「普通はそうですよ。早く乗ってください」
「えっ。でも...」
「山寺君が言ってるんだ。雪江も来い」
伸雄は一度降りて雪江を中央に座らせると静かに発車した。
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