春香は絵美の患部を入念にチェックしていた。
そして一人頷き
春香「うん、化膿もしてないし大丈夫だね」
俺「ありがとうございます、じゃああれをつけてください」
春香は棚からリングを取り出した。
それは良子のよりも小さくそれぞれに鈴がついている。
それを絵美に付け替えた。
春香「ちょっと立ってごらんなさい」
絵美「はい」
春香「ちょっと歩いてみて」
絵美が歩くたびに鈴が音色を奏でた。
絵美「これじゃあ周りに気づかれてしまうよ」
俺「気をつけて歩けば大丈夫だろ」
春香「そうね、パンティーを履いてればままずバレないわよ」
俺「履いていればな笑」
春香「じゃあ今日はもういいわよ。上川さん、今日は遊んで行くの?」
俺「先生すいません、今日は用事があるのでこれで帰ります」
春香「そう、じゃあまたね」
俺たちはクリニックを後にした。
帰りの車の中で絵美がポツリポツリとつぶやく。
絵美「あのー御主人様、お願いですから会社ではパンティーを履かせてください」
俺「ダメに決まってるだろ、明日からもノーパンで行くんだよ」
絵美「お願いします、絶対にバレちゃいますよ」
俺「命令だ、そのままで行くんだ。もしパンティーを履いてたりリングを取ってみろ万引きをバラすぞ」
絵美「わかりました、言わないでください。お願いします」
今日は絵美にあえて何もせず絵美を送り届けた。
絵美「ただいま」
良子「あら、早かったじゃない」
絵美「うん、ちょっと気分が悪くなって帰ってきちゃった」
良子「そう、大丈夫?」
絵美「うん、お風呂入ってくるね」
絵美はそう言って脱衣所に足早に消えた。
そして絵美は身体を洗うのだがどうしても鈴が鳴り止まない。
どだい鈴の音を止めることなど無理なことなのだ。
絵美がリビングに戻ると
良子「絵美、なんだかお風呂で鈴が鳴っていたみたいだけど」
絵美「え?そう?なんにもないよ」
良子「じゃあ私の聞き間違いなのかな」
絵美「そうだよ、今日は、もう寝るね」
絵美は部屋で明日のことを考えていた。
胸のピアスは、ベストを着るから隠れるとして股間の鈴は、どうしょうもない。
とりあえずあまり歩かず気をつけるしか思い浮かばなかったのである。
しかしそんな絵美に大事件がおきたのだ。
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