五十嵐は良子を奥の部屋に連れて行った。
なので俺は、しばしゆっくりさせてもらうことにした。
五十嵐「さぁお入りなさい」
良子「こ、これは………」
五十嵐「ふっふっ、驚いたでしょう。着替えてくるからここで待ってなさい」
五十嵐は、そう言って奥の扉に消えていった。
良子は五十嵐を待っている間ソワソワとしていた。
それもそのはずである。通された部屋にはありとあらゆるSMの道具が置いてあったからだ。
良子は、これから自分がどうなるのか不安で仕方なかった。
しばらくして五十嵐が姿を現した。
五十嵐「おまたせ」
良子「あ、それは……」
良子が驚くのも無理もない。
五十嵐は全身エナメル、いわゆる女王様の衣装で現れたからだ。
五十嵐は良子の元に近づきいきなり平手打ちをした。
五十嵐「何を吊ったんてんだよ、奴隷は正座だろ」
良子「す、すいません」
良子は慌てて正座をして五十嵐に頭を下げた。
五十嵐「いい、私がこの格好をしてるときは春香様とお呼びなさい。きちんと挨拶をしてごらん」
良子「春香様よろしくお願い致します」
春香「いいか、これからお前に奴隷としてのマナーを教えてやる」
春香はそう言って良子の頭を踏みつけた。
良子は突然の出来事に呆然とし涙が溢れ出した。
それはそうだろう、普通に暮らしていれば頭を踏みつけられることなど人生の中では無いであろう。
春香「何を泣いているのかな?」
良子「いえ、悲しくって」
春香「そうだろう、こうされることは屈辱だろうな」
良子「はい」
春香「まぁお前は望んで奴隷になったんじゃないからな。自分の運命を呪いな」
春香は、そう言って良子を台に縄でくくりつけた。
そして良子を鞭で叩き始めた。
「痛い痛い、やめて」
「本当に痛いの、お願いやめてください」
「ギャアー、痛い。もう打たないで」
良子はあまりの痛さに喚き散らしていた。
しかし春香は容赦しない。
春香の責めはしばらく続いた。
そして春香の手が止まった頃、良子は失神していた。
春香は倒れている良子に大事がないことを確認して俺の元へやってきた。
春香「上川さん、あの子いいわねぇ」
俺「気に入ってもらえたんなら幸いです」
春香「しばらく私に預けてくれない?」
俺「いいですねぇ、じゃあうちの絵美とご対面させるまでお任せしましょうか?」
春香「ありがとう、大事にするから」
俺は良子が目を覚ますと話しかけた。
俺「良子、お前は今日からしばらく、こちらの春香様にお使えするんだ」
良子「………。わかりました」
春香「心配しなくても私が守って上げるからね」
こうして春香は良子の調教を任されることとなったのである。
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