驚いたのは裕太も同じだった。
裕太の手には、一冊の古い本が握られている。
それは裕太が、地区の廃品回収の時に出された古本の中から見つけ、咄嗟に拾い上げた素人投稿の写真を中心とした本だった。
自分の部屋に持ち帰り、ページを開く度に、裕太は驚き興奮した。
刺激的な写真の下には、写された女性が投稿者の妻や恋人であることが書かれている。
中には野外で不安げな表情をしている裸の女性もいれば、惨い程がんじがらめに縛られている女性もいた。
年齢層も18歳から60過ぎまで幅広く、18歳と書かれている恥ずかしそうな女の子は、本当はもっと若いんじゃないかと思える程だった。
仕方ない事だが、どの女性の写真も、局所は黒く塗られて見られない。
何かの道具であそこを虐められて叫んでいるような女性や、あそこに何本もコードや管が繋がれているような女性の写真もあったが、あそこがどんな様子になっているのかは、分からなかった。
しかもその前に、裕太は大人の女性の性器を見たことがないのだ。
小学4年の瞳子の幼いくっきりとした割れ目から、中のきれいなピンク色をした不思議な部分を見せてもらったが最後だった。
だからどの写真を見ても、その部分ははっきりしない想像で補うしかなかった。
しかし裕太から見たら、その全ての女性が美しく見えた。
特に気に入ったのは、野外で写された二人の女性の写真だった。
一枚は、40歳の主婦と書かれていたから、自分の母親位になるが、全裸で厳しく緊縛され、野外を歩かされていた。
場所は人のいない広い駐車場のようだが、雨が降る中で撮影されたものらしい。
うつむき加減の女性の顔に、濡れた髪の毛が張り付いているのがリアルだった。
それと、その女性は腰に巻かれた縄から股間にかけて、縦に縄を食い込まされていた。
「あそこに食い込む縄のいやらしさに耐えながら歩く妻」と書かれた記事は、その食い込んだところは見えなくとも、裕太の想像を掻き立てた。
もう一枚は、ずっと若い女の子のだ。
やはり野外で縛られているが、場所は自然の森か林の中のようだ。
全裸ではなく、可愛いパンティー一枚だけを身につけて、立ち木に縛られている。
カメラを見るのが恥ずかしいのか、ふっくらした幼い感じの顔は斜め下を向いてるが、その恥ずかしそうな表情が以前見た瞳子を裸にした時の顔に似ているような気がした。
その本を手に入れてから初めて、裕太はオナニーで射精することが出来た。
今日は3年前の瞳子との事を思いだしながら、あの場合でオナニーしようと思って来たのだ。
それが、あの秘密の場合に来てみたら、裕太自身のオナニーの対象がいた。
しかも、瞳子自身も真っ赤な顔色と言い、不自然な乱れた服と言い、エッチな事を伺わせる様子をしている。
瞳子も裕太も、3メートルの距離を隔てて、しばらく動けなかった。
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