「あはは、やっぱりすんなり入ってないわよ。」
上から見ていた瞳が、美紀に言う。
「そう見たいね。」
美紀が微笑む。
なんとか1本買う事が出来た。
『後、2本。』
取り出し口に落ちてきたペットボトルをそのままにして、2本目を買う為に再び10円玉を投入する。
1本目と同じ様に、何回か入れたり戻ったりを繰り返しながら、2本目も買う事が出来た。
『最後だわ。』
最後のお茶を買う為に、10円玉を入れながら、最初は、いつ誰が来るかという不安な気持ちだったのが、これだけ時間が経っても誰も来ないという事で、真由美の気持ちに変化が出始めていた。
戻ってくる10円玉にイライラしていたのが、気持ちに余裕が出てきて、焦りがなくなってきていた。
3本目が取り出し口に落ちると、美紀達に背中を向ける様に立ち直す。
すると、膝を曲げずに腰を折り、取り出し口に手を入れた。
「ええっ、ちょ、ちょっと。」
瞳が、真由美の方を指差して、
「あ、あれ見て!」
「ま、まあ。」
ちょっと横を向いてた美紀が、瞳の指差す方を見て驚く。
「丸見えじゃないの!」
膝を曲げずに、ペットボトルを取り出す時に、ワンピースの裾が捲れあがり、お尻が丸出しになっていた。
『見えてるかしら?』
真由美は、ワンピースの裾が捲れ上がりお尻が丸出しになっているのを実感していた。
『きっと、澤村さん達、見てるわ。』
心臓の高鳴りがわかる。
なかなかペットボトルを取り出せないふりをして、その姿勢を保っていた。
股間から垂れてくる液体を太腿で感じた。
『ああ、私って、やっぱり変態?』
戻ったら、美紀達に言い訳をする言葉が思い当たらなかった。
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