「ねえ、田村さん。今、昼間だけど、外に出てみない?」
美紀が、何か思いついた様に、真由美に言った。
「えっ、外にって、ど、どういう事?」
真由美は、言われた意味がすぐに理解できない。
「裏の通りに自動販売機あるでしょ。そこでお茶買ってきてくれないかしら。」
「そ、そんな事…。」
ようやく美紀の言っている事が理解できたが、真っ昼間に外に出て行ける格好では無いが、頭の中でこの格好で外に出ている自分を想像してしまう。
「ここのベランダから、裏通りがよく見えるから、私達はここから見ててあげるわ。」
「え、ひ、ひとりで?」
「もちろんよ。私達が一緒だと、田村さんもつまらないでしょ。」
美紀が、真由美の心の中を見透かした様に言うと、
「そ、そんな、私はそんな事思ってないわ…。」
「いいわよ。じゃあ、田村さんが、自販機で飲み物を買ってきて、何も体の変化がなかったら、田村さんの言う事を信じてあげる。」
「か、体の変化って?」
「わかるでしょ、興奮したか、してないかって事よ。」
「そ、そんな…。」
「それとも、もう既に興奮してるの?」
「そ、そんな事無いわよ。」
真由美は、無意識にぎゅっと股間に入れて、否定するしかなかった。
「じゃあ、いいじゃない。私も美紀さんの言う通り信じるわ。」
瞳にも言われ、真由美は出ていくしか無い状況に追いやられた。
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