初めての露天風呂はすばらしかった。
昌子は子供に戻って、広い浴場の隅々まで見て回った。
そして夫の元に戻ると、自分にこんな楽しい思いをさせてくれた夫に、精一杯の感謝を伝えたいと思った。
「お背中、流します。」
と言って、広い夫の背中を洗いはじめた。
背中を洗い終わると、夫は
「前も、洗え。」
と命じた。
家ではたまにしか風呂が炊けず、ご近所に貰い湯をしていたが、そこでは母と弟と一緒に入り、小さい風呂場でお互い身体を洗いあったものだ。
昌子は石鹸を塗った手拭いで、今日から夫となった男性の身体を擦った。
たくましい腕、厚い胸、引き締まった腹と擦っていったが、いよいよ下腹となると、やはり昌子は躊躇した。
すると夫は、風呂場用の椅子から立ち上がり、昌子にそそり立つチンポを突き付けた。
昌子は、反射的に顔を背けたが、
これも、妻の務め..、とそっと手拭いを被せるようにして、その上から洗ってあげた。
それから太股に移ろうとすると、夫から、
「股の間も洗え。」
と言われた。
恥ずかしさと恐さで、半ば目を閉じて手を伸ばし、夫のチンポの下の袋から、肛門に至るまで、手拭いを巻いた自分の手で夫の股間を擦った。
こんな洗い方をして良かったのだろうか?
夫は痛かったりしないだろうか?
気に触らなかっただろうか?
しかし夫は、その頑丈な身体をびくともさせずに、昌子のするがままにさせていた。
夫はしゃがんだ昌子の肩に片手を当てたまま、片足を昌子の膝に乗せ、その足を丁寧に洗わせた。
昌子は夫の足の指の間まで、念入りに手拭いで洗い清めた。
両足を洗い終わった時、夫が
「お前は、洗い方はうまい。
手を抜かず、ちゃんと洗ってくれた。」
と初めて誉めてくれた。
そんなこと..、当たり前なのに...。
でも、気難しそうな顔をした夫から、初めて誉めたのは嬉しかった。
入浴が終わり、女中さんに今晩泊まる部屋に案内してもらう。
広い立派な部屋だった。
八畳が二間続きで、庭に面して縁側まであった。
夕食は女中さんが、運んできてくれる。
お膳が幾つも並んだ。
お刺身、天ぷら、お煮付け、一品でも大変なごちそうなのに、それが一度に並んでいる。
しかも、昌子のお膳の横には瓶入りのオレンジジュースが付けられていた。
「ごゆっくりお召し上がりください。」
と言って女中さんが引き上げた。
昌子は母から教えてもらったように、夫の側に行って、夫がお酒を飲むのにお酌をした。
夫である仁は、まだセーラー服を着てる昌子が、お酌をしてくれるのに、アブノーマルなムラムラした気持ちが高まってきたが、もう少しの辛抱と思い、我慢していた。
昌子は、生まれて初めて、もう食べれない、と言う幸せを感じた。
この後に、初夜という大きな儀式があり、それは昌子にとって、羞恥と苦痛をもたらすことは母から聞いていたが、その不安も満腹と言う昌子にとって単純な幸せの前に、ごく軽いものになっていた。
一時間後に、女中さんがお膳を下げに来て、布団を敷いてくれた。
「ごゆっくり、お休みくださいませ。」
頭を下げた女中さんに、夫は心付けを渡す。
「あらっ、まあ、旦那様。
いつも、ありがとうございます。」
ああ、私の夫になった人は、こんな立派な宿に何度も泊まっていて、女中さんには心付けを渡すんだ。
昌子は、夫となったばかりの仁と言う男が、たまらなく頼もしく思えた。
女中さんが部屋を出ていき、襖が閉められると、いよいよ部屋の中は新婚の夫婦二人きりとなる。
まだセーラー服姿の昌子は、母から教わったとおり、夫の前に正座して深々と頭を下げた。
これから、夫から夫婦として大切な事を言われるはず。
仁は昌子に言った。
「俺はお前を籍に入れたが、妻としてではなく、家畜を買ったと思っている。」
昌子は、仁の言う意味が良くわからなかった。
「お前は人間ではなく、家畜の牛として暮らすのだ。
昌子と言う名前も捨てろ。
今日からお前はベゴだ。」
「でも、私は..」
「そんな使いなれない言葉も使うな。
自分のことは、おら、と言い俺のことは、旦那様と呼べ。
田舎の牛らしく、言葉は、何々ですだ、旦那様と喋れ!
言ってみろ!」
昌子は、おどおどと、
「でも、旦那様..。おらは..」
と言ってみた。
途端に旦那様の機嫌が良くなった。
「そうだ。お前は俺の家畜の子牛だ。
今日、母牛のところから、買われてきたんだ。
ウシは牛らしく、真面目に黙々と働け。
そうすれば、毎日の飯は食わせてやるし、たまには今日のような褒美もやる。」
「は、はあ..。おら、ウシになるんだね。」
もともと昌子の住んでる地方の言葉は、そんな方言を普通に使う。
それが、ずんぐりして顔も不細工な昌子がそう言うと、ますますどんくさい田舎の娘と言う感じになった。
「牛になったら、毎日働いて、そして孕まされて子牛を生むんだ。
今日から種付けをしてやる!
覚悟しておけ。」
旦那様は、広い二間続きの和室に、三脚を立ててカメラ、フラッシュをセットした。
「よし、カメラの前に立て。」
昌子はこれまで写真に写ったのは、小学校、中学校の入学、卒業の写真くらいだ。
それを、自分一人を撮ってくれるなんて!
昌子は、ありがたいとも、恥ずかしいとも思った。
セーラー服姿で、カメラの前で、気をつけをした。
カメラに自動タイマーをセットした夫が、昌子の横に立つ。
フラッシュが焚かれ、昌子は眩しい光に驚いた。
しかし、次の旦那様からの命令は、もっと驚くものだった。
「服を脱げ。
パンツ一枚で写るんだ。」
唖然としている昌子に旦那様は、
「ベコは家畜だろう。
服を着ないのが普通だろう。
最初だから、可哀想に思ってパンツだけは許してやる。」
旦那様には、温泉で一度に裸は見られている。
しかし、裸を写真に写されて残されるのは、また別の恥ずかしさがあった。
昌子はセーラー服とシュミーズを脱ぎ、カメラの前にズロース一枚で立ち、両手で胸を隠した。
それがまた、旦那様から怒られるもとになった。
「乳を隠すな!」
慌てて、気をつけの姿勢になった。
今度は昌子一人で写された。
続いて、
「パンツも脱げ!」
だった。
ズロースを脱いだ昌子は、下の毛を隠したかったが、そうすればまた叱られると思い、恥ずかしさに耐えて気をつけをした。
そして正面から一枚写され、次は横向きで写された。
「べこ。お前、乳は大きいな。」
旦那様から言われて、ますます顔が赤くなる。
確か昌子は、ずんぐりむっくりの体格で、腹も胸も大きかった。
色黒のせいか、乳首の色も友達に比べて黒かった。
※元投稿はこちら >>