夫と暮らし始めて4ヶ月たった時、夫が一冊の本を持って帰った。
厚さは一センチくらいで、紙の質もそれほど良くない◯◯倶楽部と言う雑誌だった。
夫から「読んでみろ」と言われてページを開いて驚いた。
巻頭グラビアには、白黒だが女性が裸で縄で縛られている写真が数ページに渡って載せられていた。
中の読み物が載っている粗い紙のページにも、所々裸の写真が印刷されている。
夫が、「ここだ!」と開いたページを見て、昌子は驚いた。
頭を手拭いであねさん被りをしただけで、あとは褌一つの裸体で鍬を担いだ姿で畑に立つ小太りの女は、昌子本人に間違いなかった。
巻頭グラビアのヌード写真のモデルさんの同様、顔はしっかりと写っている。
下の方に、
「新しい使役牛 (モデル ◯◯氏夫人昌子)」
と印刷されていた。
「旦那様、旦那様..、おら、こんな写真が載せられたら、お巡りさんに捕まるんじゃなかんべか?」
世間知らずの昌子は、ワイセツな出版物で捕まるのは、出版者だと言うことも知らなかった。
当時の取り締まりは、陰毛が写っていれば、直ぐに検挙れたが、下着や布で局所を隠している写真には弛く、モデルが
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