翌朝、昌子は夫の顔が恥ずかしくて見れなかった。
そんな昌子の羞恥に気がついてる筈なのに、夫は、
「朝風呂に入るぞ。」
と言うと、また大浴場に昌子を連れていった。
昌子は、やはり裸を他人に晒すのは恥ずかしかったが、今日は夫の直ぐ後ろに従って、浴場に入った。
朝日が差して清々しい中、昌子は夫から言われて昨日立たされた石の上に再び立たされた。
「ほう、昨日のお嬢さんが、今日は奥様ですな。」
「いやいや、一晩できれいになったものですな。」
「これからが、楽しみですね。ますますきれいになりますよ。」
泊まり客だけでなく、旅館の従業員の男女も、昌子の裸を見て誉めてくれた。
私みたいなべこが、なんで皆から誉められるだ?
そんなに、旦那様の子種を頂いただけで、違うものだべか?
「あらあら、貴女、昨日はちゃんと出来たみたいね。」
昨日頭を撫でてくれたおばあさんも、祝ってくれた。
卵まで付いた朝ごはんをいただき、昌子はセーラー服に着替えて旅館を出た。
「これが、新婚旅行ってものだべか..。」
昌子にとって、一勝地忘れられない思い出になった。
旅館の近くからバスに乗り、再び駅から列車に乗った。
そして、隣の県の県庁所在地を過ぎ、全く聞いたともない名前の駅に着いた。
それから幾つかまたバスを乗り換え、着いたところはかなり田舎のようだった。
バスから降りたところは、小さな商店街があるが、夫はそこの惣菜屋でオカズを買うと、二人はそこからまた30分くらい歩いて、農家が点在する集落の、かなり大きな造りの農家にたどり着いた。
「ここが、今日からお前の家だ。」
手押しポンプ付の井戸がある広い前庭から続く野菜畑、それから水路を隔てて水田があった。
母屋の他に、渡り廊下で繋がった風呂場、納屋、多分以前は家畜を飼っていただろう小屋が並んでいる。
「旦那様の家、大きいだなあ!」
昌子は最初は感心したが、いよいよ家の中に入る時、前から思っていた不安が、また大きくなってきた。
「旦那様の家族は、何人いるんだべか?
義父様や義母様、義姉様とかいらっしゃるだべか?」
しかし、入った玄関はがらんとしていて、家の中には人気がなかった。
「去年までおふくろがいたが、暮れに死んで、今では俺一人だ。」
夫から、初めて夫の家のことを聞いた。
旦那様一人で暮らしてただか。
それで、家の中、なんとなく埃っぽくて、冷たい感じしただな。
お母ちゃん死んじまって、旦那様、寂しかったろうな。
夫が服を脱いで着替えるのを手伝い、それから台所のかまどで火を炊いた。
お湯が沸くと、昌子は夫の湯飲み茶碗を教えてもらい、まず夫に、そして仏壇にお茶をあげた。
仏壇の前で手を合わせ、夫の両親やご先祖様に挨拶した。
「今度、旦那様から娶っていただいた昌子と申しますだ。
ごらんの通り、不細工で不器用者ですだ。
思いもかけず、旦那様から可愛がっていただくことになりましただ。
どうか、よろしくお願いしますだ。」
仏壇の前で口に出して、このように挨拶したが、心の中で
「旦那様が、おらを可愛がってくださるの、ご先祖様達に見られるだかな..?」
と思うと、顔がひとりでに赤くなった。
そのから夫は、これからの昌子の生活について話してくれた。
「お前はべこだ。
だから、家の中のことだけでなく、昼間は田畑の仕事もしろ。」
夫の母親は、一人で家事と田畑の農作業をしていたらしい。
昌子はそれを受け継ぐのだが、一つ夫から命じられた。
「べこは、人並みに服を着ちゃならない。
お前は、明日からこれだけを身につけて働け。
」
夫が昌子に与えたのは、男物の越中褌だった。
「あの、旦那様..、もし、お客が来たら、どうすればよかんべ?」
「ここには滅多に人は来ない。
もしそんなに事があれば、その時だけこれを着ろ。」
夫が与えてくれたのは、茶色の袖無しのワンピースだった。
それは多分、亡くなった義母のものだったようだった。
それから早速、昌子は夫から渡された褌を締めさせられた。
着てきたセーラー服や持ってきた下着等は、夫のタンスの引き出しに仕舞われた。
家の中で、夫からだけ見られてるにしても、褌姿はやはり抵抗があった。
恥ずかしいだけでなく、動くと食い込みそうなのだ。
もちろん痛いのだが、股間のその痛みが、昨日の夜の事を思い出させた。
褌一枚で、納屋から薪を運び、井戸から水を汲み、竈で米を炊いてご飯を作り、それまで掃除してなくて埃っぽい部屋を掃除した。
庭に面して長い縁側がある。
そこを掃除するのに、褌姿で雑巾掛けするのだ。
お尻を高く上げて雑巾を押しながら、昌子はお尻や揺れる胸に夫の視線を感じ、
「今夜も旦那様、後ろから入れてくださるかね..」
と胸をときめかせた。
すると、股間に食い込む褌の痛みが、次第に心地よい快感に感じられるようになった。
夫は、家でも昌子の裸体を撮影した。
太い大黒柱に縛られたり、縛られて板の間に転がされたりした姿を、何枚もカメラで写された。
昌子は少し心配になった。
おらの裸写して、旦那様が一人で楽しむのだか?
もしかして、おらの恥ずかしい写真を、誰かに見せたりするんではなかんべ?
やがて1ヶ月しないうちに、夫は屋内だけに留まらず、庭や畑、田んぼでも昌子の裸体、それも縛った姿を撮影し始めた。
もとは牛を飼っていた畜舎に藁を敷き、裸の昌子をべこと呼びながら繋いで撮影もした。
写されたフィルムは、夫がどこかで現像、焼き付けして、出来た写真は昌子に無理やり見せられた。
「どうだ、この写真のお前、割れ目の中の具がしっかり写ってるだろう。」
「お前が、本当のべこのような顔で、一人前に恥ずかしがってる写真が、とても興奮させてくれるんだ。」
昌子は縛られて夫の胡座をかいた膝の上に座らされて、無理やり自分の恥ずかしい写真を見せられた。
さらに、他の女性が同じような恥ずかしいめにあってる写真も、見せられる。
髪を高くアップしたとても上品そうな奥様が、全裸で縛られて、夫らしい男性から縄尻を握られてる写真は、プロのモデルを使ったとはとても思えなかった。
「旦那様..、この女の人、本当はモデルさんじゃなかんべ?」
「その通りだ。
旦那が自分の奥さんを自慢したくて写し、それを俺も入っている集まりに売ったんだ。」
「なんて恐ろしいだ..。他の男に、裸の写真見られるなんて..。」
「べこ!お前も俺の自慢のべこだからな!
お前の写真も、今度送るつもりだ。」
「だ、旦那様、それは..、本気だべか?」
「当たり前だ。
これが俺の可愛いべこだ、って見せびらかすつもりだ。」
そう言いながら、夫は昌子の胸を揉み、割れ目に指を埋めた。
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