その夜、ドライは殿様の寵愛を受けた。
久しぶりに全身に鞭をいただき、股間まで血を流した。
はるが来てから、ドライが殿様から直々に鞭をいただく事は、ほとんど無くなってた。
素晴らしかった。
ドライはわずかな時間だが、殿様を独占できた。
殿様のお情けを血だらけの膣にいただいて、口で殿様の物をお清めしている時に、フュンフとはるも呼ばれた。
「余が許す。
三人で別れを惜しむが良い。」
三人は床に土下座すると、身につけている物を脱いでいった。
はるがフュンフの薄い肌着を脱がしてあげようとしてる間に、フュンフ自身は、すでに鞭を受けて血を流している全裸のドライの肌に口を着けた。
ドライの肌にその形の良い唇を着けて、流れる血を吸い、舌で舐めた。
やがてその唇は、鞭を受けて痛々しく皮膚の一部が裂けてるドライの股間にたどり着いた。
フュンフの舌が、汐の味がする血液とは違う、もっと濃厚な薫り高いワインを味わい始めた。
ドライはそんなフュンフの髪の毛を、優しく撫でていたが、そのフュンフの貪るような様子は、殿様の御前ではしたなさ過ぎるのでは、と心配になり、そっとフュンフの肩に手を掛けようとした。
しかし殿様は、ドライの気持ちを察したのかもしれない。
「よい。フュンフの好きにさせよ。」
こんな事は、これまで滅多に無かったことだ。
殿様が奴隷同士にレズビアンをさせるのは、全てその変態的行為を殿様が見て、楽しむためだった。
奴隷同士が喜ぶためでは無い。
ドライとフュンフも、その事は充分弁えていたのだが、今夜のフュンフは何時もの冷静な奴隷頭では無くなっていた。
ドライの股間に唇を這わせながらも、
「ドライ様..、ドライ様..」
とその名を呼び続けた。
さらに、「私のお姉様...」とまで、口に出してしまった。
年上のドライは、やはり殿様の御前だと言うことが気になる。
ついご機嫌を伺うように、殿様のお顔を見てしまう。
しかし殿様は、ご不満な様子では無かった。
「ドライ、心配いたすな。
今は三人とも、好きに戯れるが良い。」
そう言ってくださった殿様のお顔は、これまでに無い優しさに満ちていた。
ドライは殿様に感謝の表情を送ると、自分の股間に埋まってたフュンフの顔を起こさせ、その唇に自分の唇を押し付け、フュンフの舌に自分の舌を絡ませた。
お互いの身体を密着させ、片方づつの乳房を相手に押し付ける。
二人とも、深いキスを交わしながら、左手を相手の背中に回し、右手で相手の股間をまさぐった。
はるは、一人取り残されたような形になっていたが、全く不幸とは思わなかった。
ああっ、美しい...。
二人の天使が、愛を交わしておられる..。
気がつくと、はるは膝まづいて、両手を胸の前で合わせ、二人の天使を拝むかのようにしていた。
その肢体は、まだ幼くか細かった。
「まだ..、子供か..。」
殿様ははるを見て、独り言を呟いた。
この三人は美し過ぎる。
そうも思った。
もしこの時に、はるが明日行われる饗宴を怯えた様子でも見せれば、殿様ははるを料理することを躊躇ったかもしれない。
しかし、二人を拝むはるの表情にも動作にも、自分が明日、今拝んでいる二人の手で生きたまま料理されることへの恐怖も不安も見いだせなかった。
ドライとフュンフは、ほぼ同時に逝った。
膝立ちで抱き合ったままで息を整えると、そのままで二人とも片手を伸ばして、はるを招いた。
はるは立ち上がると、ふらふらと二人の方へ歩き、またその前で膝まづいた。
ドライが先にキスをした。 を愛撫した。
もう硬くしこっている左右の乳首が、同時に摘ままれ、繊細な指先で転がされた。
続いて二人の唇が、はるの乳首を吸う。
はるも、これまで受けた教育、しつけで、自分の息が荒ってるのは殿様の前ではしたないのでは、と不安に感じた。
その時、再び殿様の声がした。
「はる。そちの喘ぎ声も、なかなか可愛いではないか。
最後の夜じゃ。
二人から存分に可愛がってもらうが良い。」
左右からはるを責めるドライ、フュンフは、一度顔を上げて殿様に黙礼し、さらにはるへ愛撫を続けた。
はるの乳首は、吸われ甘噛みされた。
たまらなく気持ち良く、幸せだった。
「はる。可愛いはる!今夜だけ!
今夜だけだから、思いっきり感じてちょうだい。」
「はる!私の妹!
ドライお姉様と妹のはるがいる!
私はなんて幸せなの!」
左右からドライとフュンフの、喘ぐような、ため息のような声が聞こえる。
私もお返しをしなければ..。
いえ、私の方が奴隷なのに..、何故お二人は私のことを..!
しかし、はるは二人から押さえられたまま、全身を愛撫され続けた。
ああ、フュンフ様。
そんな、奴隷の私のそんなところをお口で..。
ああ、そうだったわ。
私は明日、お二人に生きたままお料理していただくんだ。
殿様の目の前で..。
それで殿様のお役に立てるなんて、なんて幸せなんだろう..。
はるの目には、両横のドライとフュンフが、すでに天国から迎えに来てくれた天使に見え、ランプの灯りで照らされた殿様が、神様そのものに見えた。
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