村への帰りは、車は佳苗の夫である政雄が運転した。
秀人は万が一光雄が逃げようとした時に備えていたが、光雄はほとんど気絶したままだった。
それでも、恐ろしい夢を見ているようで、呻いたりうなされたりして、急に「初美!」と大きな声をあげて目を覚ますと、また気を失うことを繰り返していた。
村に帰りつき、光雄は米子の旅館に送り届けられた。
佳苗の義母珠美は、光雄に対して問答無用に
「お前は、これから一生ここで死に物狂いに働き、それで米子にやった積みを償うんだよ。」
と言い渡した。
その場には、他に米子、政雄、秀人、佳苗、そして美鈴がいた。
光雄は外国に売られるより、たとえ辛い重労働と毎日の拷問をされても、初美のいるこの村で生きたかった。
出来れば初美の顔を見たかったが、会わせてくれ、と言える立場に無いことは、十分分かっていた。
珠美が続けた。
「初美は米子の養子になった。
もう誰からも風俗で働かされたり、恥ずかしい写真を撮られたりすることは、私と米子がさせない。」
光雄は聞いていて涙が出てきた。
ありがたい...。
俺がしたくて出来ないことを、この村の皆さんがしてくれたんだ..。
「ここには米子と初美の母娘二人が住み、お前は家畜として働くんだ。
また以前のようなバカなことをしないように、お前の一物と2つの玉は切り落とすからね。」
ああ、それであの美鈴さんがここに来ているのか..。
光雄は珠美と米子、そして美鈴の顔を順番に見て、そして言った。
「お願いします。
切り落としてください。」
途端に襖の向こうから女の泣き声が聞こえた、と思ったら、初美がとびこんで来て、光雄に抱きついて叫んだ。
「やめて!
この人に、そんなことしないで!
そんな、そんな可哀想なこと...」
そこまで言うと、光雄にしがみついたまま、気を失った。
「ああ、これはまずいね。
お母さんがこんなに興奮したり気絶したら、お腹の赤ちゃんがびっくりするよ。」
珠美が独り言のように言った言葉を理解するのに、光雄は数秒掛かった。
そして初美を抱き締めて泣き出した。
その場に、後は光雄が自分の氏名等を書き込むだけになっている初美との婚姻届の用事を残して、皆はその部屋から退散した。
自宅に帰って、政雄は嫁の佳苗から抱きつかれた。
「貴方のお陰で、あの二人と産まれてくる赤ちゃんが幸せになるんだわ!
あと男の人を助けてあげて、本当にありがとう!」
政雄はそれほど積極的に光雄を助けたつもりはない。
しかし、愛する自分の妻から、こうも感謝されるのは、悪い気持ちではなかった。
佳苗達の夜の生活は、佳苗のお腹が大分競りだしてきたことから、政雄は気を使っていたのだが、この夜は佳苗は積極的だった。
お前も疲れているはず、と政雄が言うと佳苗は
「では、せめてこのくらいはさせて...」
と夫の一物を自らの手で取り出し、頬擦りをすると本当に愛しげに口着けし、それから口に含んだ。
佳苗は夫が初めての男だ。
フェラのテクニック等拙いものだが、政雄にとっては、「可愛い妻が自分の小便を出すところを口でしてくれている!」と言う感動だけで十分だった。
小さな口で自分の大きいチンポをしゃぶってくれてる佳苗を上から見ているうちに、政雄もたまらなくなった。
佳苗を床に横向きに寝かせると、後ろから大きくなったチンポをぐいっと、しかし妻のお腹を気遣って挿入した。
佳苗の「はあーっ、あなた...優しいのね..」と言う可愛いため息を聞き、さっきの初美の泣き声や光雄の悲惨な体験に比べて、自分達夫婦がなんと幸せなのか、と改めて思った。
佳苗は、簡単に逝ってくれた。
政雄も気持ちよい射精が出来た。
佳苗が政雄のチンポと自分のつべを、ウェットティッシュで拭いてくれた。
政雄が佳苗の髪を撫でると、佳苗は直ぐにすやすやと可愛い寝息を立てて幸せそうな寝顔になった。
政雄は膨らんだ妻のお腹を撫でながら
「お前のお母さんは、とっても優しい女なんだぞ..」
とお腹の中の赤ちゃんにそっと話し掛けた。
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