翌日、光雄は全身の毛を剃り落とされた。
数人がかりで柱の前に置かれた椅子に縛り付けられた後、手慣れた様子の女が1人、安い安全カミソリで光雄の髪の毛を剃り始めた。
やめてくれ!と喚き、頭を動かして逆らおうとしたが、冷たく「動くと皮を切るよ。」と言われ、石鹸もお湯も使わずに水を掛けただけでカミソリを動かし、おかげで本当に光雄の頭皮は数ヶ所切れて血が流れた。
それから今度は硬い木で出来た農作業で使う作業台のような板の上に磔にされ、脇毛、胸毛、脛毛から、尻の毛から陰毛まで剃り落とされた。
陰毛を剃られる時に、光雄は剃っている女が光雄のチンポに興味を持つのでは..と密かに期待した。
光雄のチンポは確かに長さもかりの張りだしも標準より大きい。
これで狂わせた女も多いし、仕事でもプライベートでもこれを見た女のほとんは、強い興味を示したものだった。
「後からこれで可愛がってやる。」
そう言って、この女を垂らし込めないだろうか。
そう思ったから、光雄は陰毛を剃られる時に、チンポが大きくなるように意識しようとした。
しかしカミソリを使う女は、本当に事務的に光雄の下腹部の陰毛を、ゾリゾリと切れの悪いカミソリで剃り落とすと、汚ない物を触るかのように、光雄のチンポを指先で摘まんだ。
とても握られて気持ち良くなり勃起するような摘ままれ方ではない。
光雄は自慢の一物を侮辱されたような気がして、半ばやけくそで言った。
「お姉さん、俺のチンポは大きいだろ。
試してみない?」
とたんに、チンポを摘まんだ指に力が入った。
気持ち良くさせるための力の入れ方ではない。
あたかも「摘まみ潰そうか..」と言うような力が
だった。
光雄のチンポを摘まんだ女は、後ろで見ている年配の女に、
「こいつの、切り落としていい?」
と言った。
その口調は、全く冗談には聞こえなかった。
後ろで見ていた年配の女が、慌てたように光雄の顔のところに来て、
「この、バカ!」
と怒鳴り付けると、頬を大きな音を立てて数回平手打ちした。
それでも光雄は、頬を叩いた年配女性の方が、カミソリを握っている女より恐くなかった。
カミソリを握っている女の目は、変態風俗の業界でも滅多に会うことのなかった、本当の限度無しのサディストの目だった。
光雄は、自分の立場が、本当に恐ろしい段階まで来ているのを、改めて感じ始めた。
相手が女だからと、まだまだ甘く見ていたのだ。
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