光雄に対する責めが始まったのは、翌朝からだった。
藁の中で、「明日でも女が来たら、隙を見つけて逃げよう。」と思っていたが、朝にあると寒さで身体がこわばって動かなくなっていた。
鳥が鳴き始めまだ暗いうちに、50年配の女と40年配の女が炭焼き小屋に来た。
二人はこわばった光雄の足首を一まとめにして、幅広の革ベルトを嵌めた。
その革ベルトを鎖に繋ぎ、鎖を小屋の天井の梁を越して反対側まで引っ張り、入口の柱に繋いだ。
鎖の長さがギリギリだが、光雄はその場になら、両足を揃えて辛うじて立つことは出来た。
しかし、それから両足を揃えてジャンプするように前に出ようとしたら、鎖が延びきり、前のめりに倒れてしまった。
倒れた姿を見られて、女二人から笑われた。
女は平たい皿に、まだ温かいご飯に味噌汁を掛けた物をよそってくれた。
両手はまだ後ろ手に縛られたままだから、首を伸ばして犬の様に食べるしかない。
しかし、食べようにも、口は初美のパンツで塞がれていた。
女の一人が光雄に
「騒がないか?
騒がないなら口のを外してやる。」
と言ったので、光雄はこくんこくんと頷いた。
初美のパンツに唾液を吸い取られ、口の中はカラカラだった。
温かい汁掛け飯が、ありがたかった。
食べている最中に、一人の女がもう一人に
「ここは、おしっこ臭いね。」
「我慢出来ずに漏らしたんだよ。」
と話していた。
光雄は惨めだった。
口の周りに飯粒を付けて、犬の様に何とか飯を食べ終わると、食器が片付けられた。
今、色々聞いとかなくては!
光雄が口を開き掛けたとたんに、頬をパンパンと数回叩かれた。
「何をする!」
つい、自分の立場を忘れて怒鳴ってしまった。入口の柱に繋がれている鎖が、二人の女から引かれて、光雄の足は引き上げられ、半ば逆さ吊りのような格好にされた。
辛うじて首から頭に掛けては、まだ床に着いている。
女の一人が、先ほど取り出した初美のパンツとは違う少し厚手の白い布を取り出し、体重の殆どを首と頭で支えて動けない光雄の顔に覆い被さった。
光雄は鼻を摘ままれ、無理やり開けられた口に、今度は米子のズロースを押し込まれた。
「他人様に食べさせてあげるくらいだから、お前も汚れた女物のパンツが好きなんだろうね。」
そう言うと、また二人は笑い合った。
口を米子のズロースで塞がれると、光雄は吊られて隠せない尻を、平たく厚く長い板で叩かれた。
自分が女の尻を叩く時は、それで女が性的な興奮を高まらせたり、見学者や録画しているスタッフの股間が膨らめば、それで成功だった。
それが、今自分が尻を叩かれているのに、可哀想だと止めてくれる人はいない。
パーンパーンと良い音のする尻打ちは、なかなか終わりそうになかった。
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