男との関係では海千山千の経験がある千佳子だ。
お尻が好きな男からの浣腸の経験もあった。
しかし、それは二人だけの秘密めいた行為で、浣腸も本当に小さな物を、いたわられながらそっと挿入されたし、便意を訴えたら便所まで連れて行ってさせてくれた。
それが今は明るい電灯の下で、何人もの男達から見られながら、家の中に持ち込まれた肥え桶にウンコをさせられている。
そのには、秘めやかな性愛など無かった。
激しい屈辱と羞恥、腹痛、肛門の痛み。
千佳子は心が折れ、泣きそうになった。
しかし千佳子にも、何人もの男を手玉に取ってきた悪女としてのプライドがあった。
肥え桶にしゃがみ、まだ腹の中に残る酢水を排便しながら、鬼長をキッと睨み付けた。
本当は千佳子は泣くべきだった。
この時、鬼長の世話役さんは、迷っていた。
責め鬼達から犯され、尻にもこのような惨めで汚い責めを受けて、もうこの女は懲りたのではないだろうか?
そろそろ赦してやった方が良いのでは?
そう思っていた時に、千佳子から反抗的な目付きで睨まれたのだ。
先人が残してくれた書き物に、このように書かれていた。
「責められたる女、口で己のあやまちを悔いると言えども、その目、その言葉に、僅かでも嘘あり、と見えなば、責めをやむるべからず。」
もし悪女が、「私が悪うございました。もう、いたしません。」と謝っても、その言葉に嘘があると思われたら、責めを続けるべきだ。
と書かれてあったのを思い出したのだ。
鬼長は責め鬼達に、千佳子を後ろ手に荒縄で縛り上げさせ、今度は床にうつ伏せに押さえつけ、尻だけ上げさせて、再び注入筒で酢水を注入するようにと命じた。
また腹を膨らまされ、悶え苦しんだあげく肥え桶を股がらされた千佳子だが、まだ肥え桶にしゃがんで腹の中の酢水を絞り出しているのに、髪の毛を捕まれて首を上げさせられると、口に咥えさせられた猿ぐつわの筒から、責め鬼達のチンポを入れられた。
先程千佳子のつべに突っ込まれた後、拭いてもいない生臭い状態の物だ。
抗おうとしたら、他の責め鬼達から乳首を割った青竹で挟まれ、それを細い紐で強く締められた。
私の乳首はこれ迄、男達から愛しげに吸われたり、甘味噛みされはしたが、このような苦痛と屈辱を受けたことはない。
せめて男の指で苛まれるなら我慢も出来ようが、割ったばかりで、まだ刺されれだっている青竹で挟むとは..。
いや、悪いのは私だけじゃない。
私がちょっと声を掛けると、いい気になってすり寄って来る男達が悪いんじゃないか!
千佳子は目から涙を流しながらも、まだ心の中では反抗的な気概を棄ててなかった。
腹の中を二度も洗われたから、尻を犯されるのも、半ば覚悟はしていたが、5人もの責め鬼から次々に肛門を貫かれる苦痛はやはり辛かった。
チンポを引き抜かれる時は、自分の肛門が捲れ反っていくのが分かった。
肛門に5人の精液を入れられた後、後ろ手に縛られたまま引き起こされ、重く張った乳房を上下から挟むように縛られ、さらに新しい荒縄が腹にも巻かれ、さらに褌のように千佳子の股間へ食い込まされた。
新しい荒縄だ。
藁の棘が千佳子の肌や粘膜を刺す。
これだけで痛いのに、鬼長はそんな姿の千佳子を、雪の積もった外に引き出し、家の周りを歩かせるようにと責め鬼達に命じた。
責め鬼達は、千佳子の腹に巻かれた荒縄と股間に食い込む荒縄が交わるヘソ当たりに別の荒縄を結びつけ、それを引っ張るように雪の中に千佳子を引き出した。
荒縄を引かれたら、尻からつべに掛けて食い込まされた荒縄が情け容赦なく、女として最も敏感な部分を責め苛む。
積もった雪の上を裸足で歩かされるのも辛かったが、股間の辛さの方が遥かに上だった。
家の裏庭だけでなく、潜り戸を抜けて表にまで引き出された。
そこには結界の係の若衆がおり、彼等からも見える。
裸の妖艶な肥り気味の女が、荒縄で厳しく縛られて、雪の中を引き回されると言う光景に、彼等は息を飲んだ。
しかも、新しい荒縄で擦られた千佳子の股間の粘膜と柔肌からは、鮮血が流れて雪と同じ真っ白な内腿に赤い線を引いていた。
道の脇にある街灯の薄暗い光でも、その赤い線はくっきりと見分けることができた。
家の近所を15分ほど引き回され、やっと千佳子は家に入れられた。
家に入ると荒縄の褌は外されたが、仰向けに寝かされると、赤ん坊がオムツを替える時の様に、膝を曲げられ足を拡げられ姿で硬く縛り上げられた。
1人の責め鬼が、太いロウソクを持って近づいて来る。
あのロウを垂らす気かい?
熱いだろうが、大火傷まではしないだろう。
千佳子はそう自分に言い聞かせて、恐怖心を押さえ込もうとした。
しかし、ロウソクの使われ方は想像とは違っていた。
拡げられた千佳子のつべと肛門付近に、ロウソクの火が押し当てられたのだ。
ジャジャジャジャ、チリチリチリチリ..。
そんな音がして、一気に千佳子の陰毛が焼けてしまった。
千佳子は猿ぐつわをされたままだが、「ぐおーっ」とすごいうめき声を上げ、縛った荒縄を引きちぎるのではないか、と言うほど激しく悶えた。
火が当てられた時間は短かったが、痛みは激しかった。
うめき声を上げると、千佳子の全身の力が一気に抜けた。
短時間だったが、気絶したのだ。
次に千佳子が意識したのは、股間への冷たい感触だった。
目を開けて見ると、自分の股間の前に女が膝まづくようにしゃがんでいる。
その女が、黒い毛がまったく無くなった股間に、冷たい手拭いを当ててくれていた。
しばらくすると、手拭いを横の洗面桶の雪入りの水に浸して、また当ててくれる。
顔は面で隠されているが、かなり年配の女のようだ。
手当てをしてくれてる..。
それも、何人もの男から犯されて、ぐちゃぐちゃにされたつべや尻の穴の方まで..。
そう思ったら、張り詰めていた千佳子の心が急に緩んでしまった。
千佳子は泣き出した。
涙がボロボロ流れ、猿ぐつわをされた口からは
「うーっ、うーっ」と絶え間なく声が出た。
鬼長の指示で、猿ぐつわが外された。
千佳子は大勢の人から見られながら、恥ずかしげも無く子供の様に「えーん、えーん」と大声で泣き続けた。
鬼長の世話役さんは、また書き物のことを思い出した。
「責めを受けし女が、女童のごとく泣きたれ ば、たとえ途中にても責めを止むべし。」
責めを受けている女が、シクシク、メソメソと言った忍びやかな泣き出した方ではなく、小さい子供が泣くような大声で泣く泣き方をしたら、責めはそこまで!と言うことだ。
鬼長の世話役さんは、妻の牝鬼と二人だけ残り、後の鬼達は皆、社へと引き上げさせた。
数日して、千佳子は村を出ていった。
死んだ夫の実家が商売をしており、そこで跡を継いで欲しいと言われていた。
しかし、若い時に離れてしまった故郷の村にも懐かしさと言うか、未練があった。
それで一度は戻ったものの、父親が死んで一人になると、寂しいだけだったので、遊び心で男を誘った。
あの夜、大勢の鬼から責められたが、それはこれまで自分が大勢の男達を手玉に取って泣かせたのを、あの鬼達が罰してくれたのだと思っている。
御祓をしたように、今は心も落ち着いた。
最後にあの女の鬼が優しくしてくれたのが、私が小さい時に亡くなった母親に思えて、とても温かい気持ちになれた。
もうこの村に来ることはありません。
ご迷惑をおかけしました。
そう書かれた手紙が残されていた。
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