年も押し迫って、村も雪に被われた。
千佳子の家に、世話役さんが訪れた。
「今晩、鬼が来るよ。
まだ、間に合う。」
玄関の間口で世話役さんに対応した千佳子は、ニャッと笑うと、顔を横に振った。
「そうか、やはり村を出ないか..」
世話役さんは重い足取りで、千佳子の家を出て、その玄関口に細い注連縄を張った。
その夜の午後8時過ぎ、村の社に世話役さんや村民が集まってきた。
世話役さんが、鬼役となる男達に繰り返し言い聞かせた。
これは皆の為に、悪い女を折檻するのだ。
お前達が好き勝手に、あの女を弄ぶのではない。
絶対にわしの言うことを守れ。
そう言うと皆に、一枚の和紙に書かれた誓詞に名前を書くことを求めた。
そこには、
「鬼役の役目を忘れ、鬼長に逆らった者は、その妻娘が鬼から襲われる。」
と書かれていた。
集まった男達は顔を見合わせたが、結局皆が名前を書いた。
皆の署名が終わると、鬼長に率いられて、村外れの千佳子の家に向かう。
周囲を取り囲んで結界を張る組は、独身の若い衆である。
彼らは、家の中でどのように鬼が女を責め苛むのかは、見ることが出来ない。
結界が張られると、鬼役達が千佳子の家の玄関に集まった。
勿論、既に裏口も塞がれている。
「ここを開けませ!開けぬと戸を打ち破らん!」
数回大声で玄関を開けるように怒鳴ると、千佳子が玄関を開けた。
まだ薄ら笑いを浮かべるゆとりがあるようだった。
あっと言う間に鬼役全員が家に雪崩れ込む。
両腕を二人の責め鬼から押さえられた千佳子は、鬼長の前に膝まづかされた。
「汝の悪性が、我等を呼びたり!
いざ、責め苛まん!」
千佳子は「今宵は数人の男達から、代わる代わる犯されるのだろう」ぐらいに思っていたのに、あまりに大勢が家の中に押し入ってきたので、度肝を抜かれてしまった。
自分の周りを、ずらりと面を被ったり覆面をした鬼達が取り囲んでいる。
鬼長が千佳子の肩をピシリと鞭で打つのが、折檻の始まりだった。
千佳子は着ていた物を、全て引き剥がされた。寒い中、白いシュミーズが引きちぎられ、ズロースが剥ぎ取られた。
責め鬼の数人が、千佳子の家の布団を海苔巻きのように丸め、それに千佳子を抱かせるように縛り付けた。
後ろから見れば、千佳子の前の穴も尻の穴も丸見えになった。
ここまで一気にされてしまい、呆然となってた千佳子だが、縛り付けられてから、やっと反抗しようとした。
「何なのよ!
人のことをこんなに恥ずかしい格好で縛り付けて!
こんなことしなくても、抱かれてやるから!
このスケベども!」
そう言いながら千佳子が顔をあげると、一人から髪の毛を後に引っ張られて顔を上げたままにされ、もう1人から鼻を摘ままれた。
息苦しさに口を開けた途端に、今度は口に大きな物を嵌め込まれ、紐を頭の後ろで結ばれた。
硬い筒のような物を丈夫な厚手の布に縫い込んだ、一種の猿ぐつわだった。
口を閉じようにも、筒を噛み締めるだけで閉められず、同時に声も出せなくなった。
しかも、筒を通して口に入れられる物を拒めないのだ。
こうして千佳子は、身動きも言葉も封じられてしまった。
そして、赤い面を被った世話役さんが、責め鬼達に言った。
「責めよ!」
六人の責め鬼が、順番に後ろから千佳子を己の肉棒で責めた。
千佳子にしてみれば、襲われても反対に手玉に取ってやるくらいのつもりだったのに、このように本格的に縛られるなど思っても見なかった。
勿論あそこの滑りもまだ十分ではない。
そこに、鬼の硬く熱い肉棒が刺し込まれ、経験が多い筈の千佳子も、激しい痛みを感じた。
一人目、二人目等はけっこう長く腰を打ち付け千佳子を苛んだ。
しかし五人目が挑み掛かるころには、千佳子の膣も大分潤ってきた。
五人目が単調に腰を前後に振って責めていたので、千佳子は、この男はあまり女の経験が無い、と感じて少し逆らおうとした。
挿入された時に、わざと腰を捻った。
その責め鬼は不覚にも、
「おっ、おおっ、気持ちいい!」と声を出してしまったのだ。
途端に、ピシリ、と五人目の責め鬼の尻が鳴った。
鬼長から鞭で打たれたのだ。
「連れていけ!」
鬼長の命令で、その打たれて項垂れた責め鬼は、家の外に追い出された。
彼にとっては、大変な失態であり、皆から顰蹙の目で見られることになる。
それに対して、千佳子は少し自信を取り戻しかけていた。
私のあそこに掛かったら、鬼に化けた男達でも夢中になるはず..。
次の男も、快感に陥れてやろう。
そう思っていたのに、宛が外れた。
六人目は生身の肉棒ではなく、硬い木を削って作られた張り形だった。
それも特大で、経験が豊富な千佳子でも、ぎちぎちにやっと入るくらいの太さだった。
それを手にした責め鬼は、わざと痛みを激しくするかのように張り形を捏ね回し、底に手当てて、千佳子の奥深くまで押し込むようにする。
下腹を太い異物で下から突き上げられ、快感どころか千佳子はおまんこが張り裂けそうな恐怖を感じた。
鬼長は更に別の折檻を命じた。
「尻を責めよ!」
丸めた布団を抱いて縛られている千佳子の顔の前に、風呂で使われる洗面器代わりの洗い桶と巨大なガラスの筒が置かれた。
桶には縁から少し下まで透明な液体が入っていたが、普通の水では無かった。
食酢がいっぱい混ぜられていて、その匂いが鼻を突いた。
ガラスの筒の様な物は、牛や馬等の家畜の腸内に大量の薬を注入するための、注入筒と呼ばれる物で、人間で言うと浣腸器だが、大きさが全然違っていた。
白いガラスの表面には、1000ccまでの赤い目盛りが印刷されていた。
千佳子の目の前で、その注入筒に桶の中の酢を混ぜられた液体が注入される。
まさか、これを私のお尻に?
千佳子は本当に恐ろしさを感じた。
注入筒を抱えた責め鬼が、千佳子の後ろの方に消えた。
そして直ぐに、肛門に何かを当てられた気配がした。
それは一度離されて、前の穴に挿入用に分泌された粘液の中をウロチョロしたかと思ったら、ぐいっと千佳子の肛門に挿入された。
わずかでも粘液が着いてたためか、責め鬼がシリンダーを押し込むと、長さ四センチもある嘴管は、ずぶりと千佳子の肛門に嵌まってしまった。
無駄に力を込めて肛門を引き締めていたため、かえって挿入の時の痛みは激しかった。
悲鳴を上げたいが、声は猿ぐつわで奪われてる。
しかし肛門に差し込まれた痛みをゆっくり味わう暇もなかった。
かなり強い勢いで、腸の中に大量の液体が注入されたのだ。
もう肛門を引き締めても、注入される勢いは止まらなかった。
「ひっ!こんなに..、入れられたら...、腹が破れる!」
その恐怖をますます強めるためか、注入が終わって一度抜かれた注入筒が、再び挿入されたのだ。
再び冷たい液体が、腸内へ大量に注入された。
布団を抱いた姿勢なので、腹部の膨張は辛かった。
我慢したが、猿ぐつわに開けられた筒から、胃液を吐いてしまった。
それに加えて注入された酢を混ぜた水が、腸の中を引っ掻きまわす。
これは駄目!ウンコ出てしまう!
助けて!
いくら猿ぐつわの中で訴えても、奥達には伝わらない。
千佳子の両目からは、涙がぼろぼろ流れた。
そのうち一人の責め鬼が、足を布団に縛っている荒縄をほどこうとした。
ウンコを出させてくれるのだろうか。
でも、縄をほどかれても、便所まで歩くのは無理かもしれない。
いや、絶対に無理だ!
情けないが、この座敷で垂れ流すことになるのだろうか?
その時に、縁側に面する障子が開けられた。
そこには、汲み取り用の桶が置かれていた。
あれに、しろって言うの?
これだけの人に見られながら?
出来る訳、無いじゃない!
必死にそう訴えてようとするが、口からはよだれと一緒に、「うー!うー!」と、言葉ににならないうめき声が出るだけだ。
やっと手足の荒縄が解かれたが、千佳子は腹の苦しさに、もう身動きも出来ない状態だった。
鬼長が責め鬼に指図して、そんな千佳子を汲み取り桶の上に座らせた。
恥ずかしいとか情けないとか、言って我慢するような状態ではなかった。
「うーっ!」
大きなうめき声と共に、千佳子は鬼達の前でウンコをしたのだった。
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農家に嫁いで