柏手を打った後、年上の奥さんは手拭いも使わずに、直に素手で佳苗の性器をお湯で洗ってくれた。
佳苗は自分の一番汚いところを触ってくれたすまなさと、恥ずかしさとで俯いてしまったが、その奥さんは「ああ、こちの田んぼの目出度いことよ。苗を植えれば、穂が稔る。」
と歌うように唱えて、佳苗のクリトリスの包皮の内側から左右のビラの付け根、膣口の周辺から、お尻の穴まで指先で洗ってくれた。
洗い終わると、「あんた、本当にけっこうな嫁だね。ここの具合も良いから、旦那さんも可愛がってくれるんだろう?」と、からかうように誉めるよう囃し立ててくれた。
佳苗が「すみません、私の汚いところを..」と謝ろうとすると、「なーに、あと10年もすれば、あんたが新妻洗いをしてやってるよ。」と笑って返されたし、それを見ていた二人の30代の奥さんからも、「今お腹にいる赤ちゃんが、私の息子の嫁さんに来てくれるもしれないしね。」「いやいや、この奥さんのお腹は角ばって膨らんでるように見えるから、男の子かもしれんね。」と明るく笑いあった。
その夜は三人の奥さん達は、佳苗の家でお酒を添えたお膳を振る舞われて客間に泊まったが、その時は夫も同席しているのに、義母も一緒になって
「可愛い妻女を毎分抱けば、ますます愛らしつべの中。つべを珍宝で耕せば、宝の腹から子宝生みて、宝は家に充ち溢れ..」
等の子孫繁栄の歌が手拍子で歌われ、酒に酔った奥さん達はシミーズ姿で寛いで楽しんでくれた。
翌朝、佳苗と三人の奥さんは夫の運転する軽四トラックで神様の田んぼに向かった。
佳苗は助手席だが、あとの三人は荷台に乗った。
あの神様の祠の前で、田植えと同じように佳苗も奥さん達も一度裸になる。
ここで全身を谷川の水で浄めねばならないのだが、佳苗はお腹に赤ちゃんがいるから、秋の冷たい水に浸かるのは無理だった。
その代わりが三人の奥さんなのだ。
佳苗の夫も見ている前で、身につけていた物を全て脱ぐと、岸辺の石に腰掛け、足先からそっと水に入っていく。
やがて腰の深さまで進むと、そこで首まで水に浸かった。
佳苗も裸にはなったが水には浸からず、岸辺から三人の奥さんの方を両手を合わせてお礼の意味で拝む。
やがて水から上がった三人は、手拭いで身体を拭き、佳苗も加わって四人で祠の前に膝まづいて手を合わせた。
それから身支度である。
田植えの時と同じように、頭に手拭いで姉さんかぶりをし、両手に布の手甲をはめる。
足は田植えの時は裸足だったが、稲刈りの時は硬くなった草や茎で足を傷つけることがあるので、足の脛にも手甲のような布の脚絆をはめ、足には地下足袋を履いた。
野外で、それもなまじ全裸でないから、佳苗の羞恥は強かった。
初めに夫と三人の奥さんが見守る中で、一人で田んぼに入って膨らんだ腹を庇いながら数株の稲を刈り取った。
田植えの時と同じで、俯いた姿勢の股間を畦道のところにいる夫と、今度は三人の奥さん達まで晒しているのだ。
真面目にやらなければ、と思えば思う程、奥さん達に今の自分がどのように見えているのかを想像してしまい、恥ずかしくてたまらなかった。
それに膨らんでるお腹を庇いながら稲刈りの動作をするのも、圧迫感をかなり感じ、苦しいと思った。
これが自分だけのことなら、雪の中で早朝から深夜まで全裸で仕事をさせられても、じっと耐えるつもりだつたが、今はお腹の赤ちゃんが心配だった。
佳苗は田んぼから上がらせてもらった。
佳苗に代わって裸の三人の奥さん達が田んぼに降りる。
そして佳苗とお使いから見て、向こう向きに稲を刈っていくのだが、やはり前屈みになった彼女らの性器は丸見えになっていた。
こんな恥ずかしい格好を私と夫に晒さして申し訳ない、そう思っていたのだが、それが間違いだったのは直ぐに分かった。
集落の方から上がってくる車の音がした。
佳苗は慌てて胸を押さえたが、稲刈りをしている奥さん達は特別驚いた様子もない。
そのうち軽四トラックが1台、夫の軽四トラックの横に着けるようにして、祠のところの空き地に停まった。
降りてきたのは、今稲刈りをしてくれている奥さん達の旦那さん達だった。
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