俺は古本屋の店主にかけあい、一冊、また一冊と、雑誌を購入した。
もちろん目的は、17年9月からの24ヶ月分。
手元にある3ヶ月分を除いた21冊だ。
店主は、とても誠実に仕事をこなした。
出来るだけ発売された順番に購入したい・・・そんなわがままな注文にさえ。
しかしさすがに店主は俺に念を押した。
一般書籍に比べて圧倒的に発行部数の少ないマニアックな雑誌だ。
それも3年前の9月から順番に・・・とゆうのは時間がかかるだろう・・・と。
そしてその言葉通りに、17年9月号の入荷の連絡までには2週間以上の時間がかかった。
しかしその時間のおかげか、古本屋には9月から18年6月までの9冊が揃っていた。
俺は、どこか自慢げな顔をする店主に金を払い家路を急いだ。
そしてまた自分の城・・・自宅の中の狭い『書斎』に鍵をかけ、一冊ずつ確かめていった。
9月号には『女教師の学校散歩』と目次があった。
小さなその記事には3枚の画像があり、1枚目には学校の廊下らしき場所に立つ、全裸の妻が写っていた。
一枚の布も身に付けずに、首に赤い首輪が巻かれていた。
2枚目は同じように全裸の妻が、今度は教壇の上で足を開いてしゃがんでいた。
3枚目に写っていた階段は、学校なのかとゆう区別さえつかなかった。
10月号も11月号も、ほとんど同じような内容だった。
最初の頃はほとんどの投稿が露出だったらしく、9冊のうち7冊がそうだった。
ほとんどが夜で、昼間の撮影は2冊しかなかった。
妻は教室で、体育館で、校庭で・・・時にはどこかの路地や自動販売機の前で体を晒していた。
妻の名に冠する言葉が「淫乱」や「肉便器」ではなく「変態」女教師とゆう理由は、もしかしたらこの初期の露出にあるのかもしれない・・・
俺はそんな、どうでもいい何にもならない事をふと考えていた。
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