翌日、校長と望月は桝田の経営する洋品店に向かった。
ミニスカ制服の打ち合わせだ。
「望月さんから話しは聞いてましたので、こちらがサンプルです」
3つの丈の長さのスカートを持ってきた。
「基本は30cm 37cm 42cmの丈です」
「オーダーじゃないのか?」
「はい。この長さでご満足いただけないときは、こちらで調整させていただきます。でも30cmはかなり短いですよ」
「料金は?」
「調整してもしなくても一緒で、こちらの金額になります」
「ほう」
「お手にとってください」
校長と望月はスカートをチェックする。
「いかがですか?」
「良くわからんが」
「はい。実はよく見ていただくと透けてます」
「何?」
「プリーツなので身体にはフィットしないのですが、もしフィットさせるとこうなります」
スカートの中から手をあててみる。
「ほう」
「光によっては下着が見えたり見えなかったり」
「ほう」
「あとは...」
「あとは何だ?」
「透け感出してるので生地が薄いです」
「うむ」
「風などでスカートが捲れやすくなってます」
「ほう」
「この30cm選んだら、微風でもフワッとなります」
「微風?」
「例えば歩くだけでもお尻の方は見えるかと」
「ほう」
「最後にこのスカートにはホックがありません。このファスナーだけです」
「うむ」
「ホックが無いのでサイズ調整ができないので、ウエストを測らせていただいてます。サイズは3cm刻みであるので皆さんにピッタリなスカートを提供できます」
「ウエスト測るのか?」
「はい。実測で測らせてください」
「校長、桝田さんにも楽しませてあげてよ」
「なんだ。そういうことか」
「この内容は生徒さん達には内緒で」
「わかった。では学校に来てくれるのだよな?」
「はいお伺いします」
「では改めて連絡する」
「ありがとうございます。料金の方は勉強させてkyください」
「ああ。頼むよ」
翌週月曜日の朝礼でミニスカ解禁を生徒達に伝えると女子生徒達は喜んだ。
短さが選べるからだ。
アンケートすると、95パーセントの女子生徒達がミニスカ制服に変えるという結果となり、桝田にも連絡した。
体育館でウエストの計測、試着を行うこととなった。
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