7回目のジャンケンは言うまでもなく私の勝利で終わった。
予想通り、女はグーを出した。
さて、私には試してみたいことがある。
リクエストを2択にし、女に選ばせるのだ。
当然、容赦はしない。
私は女にキツイ2択を提案する。
「じゃあ、漢字で私はドMの変態ですって書くか、ゲームが終わるまで俺とおじさんに胸を触らせて」とリクエストした。
「どっちも無理」
女は呆れと拒絶のニュアンスが混じった笑顔で断った。
すると常連の男が言う
「さっきは、お嬢ちゃんの要求を呑んだんだから聞いてあげなよ」
ナイスフォローだ。女は再び黙り込んだ。首を傾げ本気で悩んでいる。
果たしてどっちを選ぶだろうか?
待ち焦がれていると女が口を開いた。
「胸」
消え入るような声で言った。
もちろん、これで「はい、わかりました」という私ではない。もう一度問いただす。
「ごめん、聞こえないな」
「胸を・・・・・・、触るで・・・・・・お願いします・・・・・・」
女はとぎれとぎれになりながら言った。
正直、この選択は意外だった。
てっきり、尻文字を選ぶと思っていたからだ。
尻文字はプライドが許さなかったのだったのかどうかは分からないが、
私は女の羞恥心をもっと煽ってやりたくなった。
「へー、おっぱい触って欲しいんだ」
そう言いながら女の方に身体を密着させ、ガラス細工を扱うように女の右胸を揉み上げた。
女の胸は見た目以上に柔らかく、私の手指がじんわりとうずまっていく。
「違う・・・、くすぐったい。もぅ、やーだぁ」
女は俯き、恥じらいの笑みを浮かべながら否定する。
「けどお嬢ちゃん、尻文字"よりは"胸を触られたかったんだろ?」
常連の男が女の左胸を揉みしだきながら問う。
女はこの質問に何も言えなくなり、コクンと頷いた。
「やっぱり、触られたかったんだねぇ。じゃあちょっとサービスしちゃおう」
そう言うと常連の男は女の乳首を軽く弾いた。
「んっ」という声とともに女の体がヒクついた。
「ちょっとそこ・・・、んっ」
言葉の途中で今度は私が女の乳首を指で弾いた。
なかなか感度の良いの乳首だ。遊び甲斐がある。
私は女が何か言おうとするたびに乳首で弾くことにした。
「もうやッ、め、ほんっ・・・に」
女の身体は面白いくらい素直に反応する。
「お兄ちゃん、今何って言ってたか分かるかい?」
分かってるくせに。このおやじも中々陰険だ。
「いや、さっぱり」
「そうだよなー、続けるか」
「もちろん」
私は中年の男に同意すると、親指と人差し指で女の乳首を軽くつまんでクリクリと指を動かした。
すると、女の身体は小刻みにビクッビクッと反応した。
俯いている女の顔を覗き込むと、恥じらいの笑みで快感を必死に誤魔化そうとしているの。
これは情報共有せねば。
さっそく私は常連の女に声をかける。
「この子、こうすると弱いみたいですよ」
「どれどれ」
常連の男が私の真似をする。
「やっ、んだぁ」
「おぉ、本当だ!ありがとうお兄ちゃん」
「お嬢ちゃんはこれが好きなんだねぇ」
常連の男が、下品な笑顔で女の顔を覗き込みながら言う。
私も続いて顔を覗き込む。
女の顔から恥じらいの笑みが消えていた。
口を真一文字に結んで、必死に快感に耐える表情がそこにあった。
また、我々と目が合うのを嫌がって、眦を閉じる姿が何ともいじらしい。
こうまで健気だと徹底的に辱めたくなるのが私の性だ。
私は口内に唾液をためると、女の乳首にむしゃぶりついた。
執拗にいじられた乳首に、唇と舌の独特の刺激は堪えたのだろう。
女の首は後ろに跳ね上がった。
常連の男も私に追従する。
男二人で硬くなった女の乳首を唇で優しく包み込み、吸い付き、舌先で転がす。
その度に女の身体は快楽で反り返る。
声を押し殺しながら悶えているせいか、女の腹直筋は何度も大きく収縮する。
私は女の乳首を嬲りつつ、女の腹の腹に手を置き、女が感じる様を楽しんだ。
「んっ、もう、っしまいっ、じゃんっ、けん」
何やら意思表示をらしき音が聞こえる。
無視して続けるか?
いや、今度は心を嬲ろう。ゆっくりゆっくり主従を植え付けてやる。
私は愛撫を止め、女に尋ねる。
「何か言った?」
「もうお終いにして、次のジャンケンにして」
余裕がないのか女は敬語を忘れている。
「それはいいんだけど、君って今お願いする立場だよね?」
「・・・・・・・」女は黙る。常連の男も女の乳首で遊ぶのを止め、ニヤニヤジロジロ女を見つめる。
「言い方があると思うんだけどなー?」
私は再度、女に問いただした。
さらに、常連の男が付け加える。
「お嬢ちゃんが"お願い"してくれれば、直ぐにジャンケンしてあげるよ」
常連の男は心底楽しそうだ。
「特にないなら続けようかな」
私は女を急かした。
「待って。」
「もうお終いにして、次のジャンケンにしてください」女は言った。
素直でよろしいのだが、ほんの少し言い方を変えさせたい。
私は真顔で女に命じた。
「違う。次のジャンケンをやらせてください、お願いします。だろ?」
「もうお終いにして、次のジャンケンをやらせてください。お願いします」
女は納得がいかないと様子で視線を右下に向けたが、素直に答えた。
ジャンケンを請われていた者がジャンケンを請う奇妙な光景。
我々と女の立場が入れ替わった瞬間だった。
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