翔子は高速にのり小さなパーキングエリアに車を停めた。
ここはトイレしかないので仮眠を取るドライバーが多い。
翔子「響子、あそこにトラックが何台か停まっているわよね」
響子「はい」
翔子「今からあそこまで行って来なさい」
響子「え?この格好でですか?」
翔子「そうよ、一台一台ゆっくりと周りを歩いて来なさい」
翔子は降りて助手席のドアを開けた。
「さぁ降りなさい」
翔子は響子の腕を引っ張り無理矢理降ろした。
響子は仕方なくゆっくりとトラックの方へ歩き出した。
雨が降っていて薄暗いとはいえ見れば裸だとすぐにわかる。
恐る恐る翔子はあるいた。
まずは一台目の横を通り過ぎる。
案の定眠っていた。よかった。
二台目、三台目と足を進めていく。
最後の横を通り過ぎようとした時いきなりドアが開いた。
どうやらトイレに行こうとしたらしい。
出た瞬間お互い固まった。
男「お姉ちゃん、そんな格好で何をしてるの?」
響子「いえ何も」
お得「何もじゃないだろ、ちょっとこっちに来いよ」
響子「いえ、帰りますから」
響子は足早にその場を立ち去ろうとしたが男に腕を掴まれた。
男「お、お姉ちゃん裸じゃないか、変態なのかい?」
響子「違います、離してください」
響子は振り切ろうとしたが男の力にはかなわない。
一瞬でトラックの中に押し込まれた。
その瞬間、響子はヤラれると覚悟した。
男は響子に覆いかぶさりレインコートを脱がそうとした。
ダメ!しかし抵抗は虚しかった。
あきらめたその瞬間ドアが開いて響子は引きずり出された。
翔子「何をやってるんですか?警察を呼びますよ」
冷静に考えれば露出をしている響子のほうが悪い。
しかしトラックのドライバーは警察という言葉に反応し足早に去っていった。
翔子「響子、大丈夫?」
響子「はい、ありがとうございます」
翔子は響子を連れ車に戻った。
車内に戻り響子は安心したのか泣き出してしまった。
翔子は、そんな響子を抱きしめキスをした。
「よくがんばったわね」
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