家に帰った響子は悶々としていた。
中途半端に弄ばれたのだから仕方ない。
こっそりと触ろうとしたその時翔子からラインが来た。
「響子、オナニーしてないでしょうね?」
響子は翔子がどこかで見ているのかと思ってドキッとした。
「我慢してます」
性の管理をされた響子は翔子の調教が花音と違うということを改めて思い知らされるのであった。
その日はムラムラを抑えながら眠りについた。
明くる日は土曜日で学校が休みだったので昼間に二人は会うことになっていた。
先に待ち合わせ場所に現れた響子は翔子を待ちわびていた。
翔子「響子おまたせ」
響子「ご主人様おはようございます」
翔子「今日は映画に行くわよ」
響子「はい」
響子は翔子に連れられて古ぼけた小さな映画館に入った。
「へぇ、こんな小さな映画館あるんだ」
シネコンしか知らない響子には無理もない。
昔はこんな映画館が街にはいくつもあったのだが過去の話しである。
二人は中に入った。
場内に入るとこじんまりとした席数で客が数人いるだけだった。
二人は後列に座った。周りに誰もいない。
しばらく二人は静かに映画を見ていたが翔子が口を開いた。
翔子「響子、脱ぎなさい」
響子「へ?」
客が少ないとはいえ誰かが振り向いたら丸わかりだ。
最悪の場合通報されてしまうだろう。
翔子「響子聞こえなかった?脱ぎなさい」
響子「はい、わかりました」
響子は仕方なく周りにバレないように静かに一枚一枚脱いでいく。
なるべく音をさせないように脱いだ。
そして脱いだ服を翔子に渡した。
渡された翔子は持ってきた袋に服を詰めると、そのまま席をたった。
「え?うそ?」
響子はあまりの突然のことに呆気に取られだが翔子は出ていってしまった。
一人裸で残された響子は半泣きになりながら身体を横にして少しでも周りから見えなくなるように必死だった。
あれからどれくらいたっただろう?
突然後ろの席から手が伸びてきた。
「え?だれ?見つかった?」
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