譲渡会の前日、俺は響子を呼び出した。
響子「ご主人様なんでしょうか?」
俺「俺が本格的に花音の調教を始めたのは知ってるよな?」
響子「はい、羨ましく思っています。私も花音様からあの様な調教を受けたいと思っていたところです」
俺「俺も花音にお前を調教してもらいたいと思っているが今は自分のことで背一杯だと思う」
響子「そうですね、それは私も理解してます」
俺「そこでだ、ある人にお前の調教を代理に依頼しようと考えている。そこで一人前のM女として磨かれてこい」
響子「花音様の代わりにですか?」
俺「そうだ、だが忘れるな!お前は花音の奴隷であり俺の奴隷でもあるんだからな」
響子「わかりました。花音様に気に入って頂ける奴隷になって戻って参ります」
そして譲渡会の当日。
事前での響子の写真とプロフィールから二人の希望者が現れた。
一人目は45歳女性、調教歴も長く何人ものM女を扱ってきたらしい。
二人目は24歳女性、調教歴は一人だけとのことで以前のM女が家庭の事情で遠方に引っ越して行ったらしい。
経験だけで言えば45歳だが俺は24歳の方がなんとなく気になった。 雰囲気も花音にどことなく似てるし何より直感めいたものがあった。
俺はまず24歳の女性と会うことにした。
俺「はじめまして智也です」
女性「はじめまして翔子と申します、今回は機会をもらえてありがとうございます」
物腰が柔らかく好感がもてる女性だ。
会ってわかったことだが雰囲気が花音によく似ている。
少し他愛もない話しをしながら交流を深めた。
「この女性になら響子を任せられる」
俺は即決した。
俺「俺は貴女にお願いしようと思ってます」
翔子「ホントですか?ありがとうございます。大切に扱いますから安心してくださいね」
こうして翔子に響子を預けることになった。
トライアルの期間は一ヶ月。一ヶ月後に響子を含めて三人で会う。
そこでお互い納得がいけば譲渡となる仕組みらしい。
いよいよ翔子と響子の顔合わせの時がやってきた。
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