放課後になった。
俺は行く前にクラスの物知りに彼女のことを聞いてみた。
名前は立花花音、隣の学区から来たらしい。
あまり目立たない存在で昼休みも一人でいることが多いらしい。
ますます告白するようなタイプでも無いので意味がわからなかったがとりあえず行ってみた。
俺「ごめん、待った?」
立花「上川君呼び出してごめんね」
俺「どうしたの?」
立花「立花かおり知ってるよね?」
俺「うん」
立花「私のお母さんなの」
俺「えーー??言われてみれば同じ立花だわ」
立花「お母さんが上川君に迷惑かけちゃってごめんね」
俺「まぁ立花が悪いわけじゃないしなぁ」
立花「でも学校を一ヶ月ぐらい休むことになったし勉強もだいぶん遅れちゃったでしょ」
俺「もともと勉強ができるわけでも無いし気にしないで」
立花「ありがとう。でも迷惑かけちゃったことは事実だから出来ることはさせてもらうから何でも言ってね」
俺「何でも?」
立花「うん、私ができることなら何でもするから」
俺「わかった」
俺は立花花音と別れて大急ぎで家に帰ってクラス名簿を見た。
あった。
立花花音の住所と電話番号が載っていた。
俺はその電話番号にかけてみた。
かおり「はい、立花でございます」
俺「かおり久しぶり」
かおり「智也さん?どうしてこの番号がわかったの?」
俺「まぁ色々あってな。説明するから明日家まで行くわ」
かおり「え?困ります。もう終わったじゃないですか?」
俺「じゃあ花音に話しするわ」
かおり「どうしてあなたが花音を知ってるの?」
俺「どうして知ってるのってクラスメートだしなぁ」
かおり「どうしてそれを…」
俺「まぁ明日行った時に詳しく話すから待ってろよ」
かおり「わかりました」
こうして俺はかおりの家に向かった。
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