やっと排便が終わった。
ペーパーで拭いて、ウオッシュレットで洗浄したゆうかは、ふらふらしながらも自分で立ち上がった。
「ご主人様..、ありがとうございます。」
涙でぐしゃぐしゃの顔で、森に礼を言った。
森は、そんなゆうかの顔を両手で挟むと、唇にもう一度強くキスをした。
「さあ、これで終わりじゃないぞ。
ゆうかには、もっと苦しんでもらうからな。」
森の言葉が、ゆうかにはありがたかった。
再びゆうかは、四つん這いになり、森にお尻を向けた。
ゆうかの目の前に、今度は200ccの巨大な浣腸器が示される。
ゆうかは、こくん、と頷いた。
森は、また洗面器からグリセリン水溶液を吸い上げると、浣腸器をゆうかのアナルに挿入した。
「いいか、入れるよ。」
声と共に、また冷たい液体がゆうかのお腹に入ってくる。
うっ、多いんだ..。
まだ、入ってきてる。
ああ、やっと終わった..。
今度は四つん這いのゆうかの目の前に、時計が置かれた。
「さっきは10分20秒で降参したよ。
今度はさっきの2倍入ってる。
きっと苦しいだろうから、無理をしなくていいからね。」
森の言葉は優しかった。
でも、ゆうかはそんな優しい森のために、出来るだけ苦しもうと思った。
また直ぐに、地獄が始まった。
新しい責めも加わった。
森が一番細いものではあるが、アナル栓を挿入したのだ。
直径が2.5センチ。
魚肉ソーセージより、ちょっと太いくらい。
それを森は、挿入前にゆうかの顔の前に示した。
「このくらいなら、抜けなくなることはない。
耐えられなくなったら、そのまま便器の中に出してもいいから。」
当たり前のことだが、アナル栓などしたことがない。
それも、今は腸内は注入されたグリセリンで、激しい苦痛の最中なのだ。
もし、もし抜けなかったら、私は永遠の苦しみの中?
そんな恐怖も頭の中をかすめたが、ゆうかは森のことを信じた。
「して..、下さい。」
苦しい中、それでもゆうかの声は苦痛ではなく、むしろアナルを弄られる羞恥に霞んでいた。
その羞恥も、汚ならしさに嫌悪する羞恥から、森から愛されることへの羞恥に変わっていた。
森は細いアナル栓に、ローションをたっぷり塗ると、ゆうかのアナルに当てた。
ゆうかのアナルは、中でたぎってるものを出すまいと、必死に括約筋を引き締めている。
慣れない森には、かなり力が要った。
あまりぐいぐいと押し込むと、ゆうかの苦痛が激しすぎないか?
アナル栓は先端部は挿入しやすいように丸みを帯びているが、先端から根本の方へと、少しづつ太くなっている。
そして、急速に細い括れがあって、さらに一番端は平たく細長い基盤となっている。
括れまで挿入されたら、アナル栓は一応抜けにくく安定する。
人間の排泄力は、本当はそんな栓など吹き飛ばすくらいの力がある。
しかし、その太さが5センチ、6センチと大きくなれば、確実に抜けにくくなるのも事実だ。
それに、視覚的にも太くいびつに括れた形が、挿入される女性に対して
「あんなものを挿入されたら、抜けなくなるのでは..」
と言う被虐的な恐怖を与えるのだ。
さらに、どうしても抜かれたくなければ、根本まで挿入した後、アナルの外に残っている平たい基盤部分を、縄ふんどし等によって押さえてしまうことも可能だった。
しかし、実際には人間の排泄したいと言う本能的な力は凄まじく、いくら縄ふんどしを強く締めても、アナル栓と肛門の隙間から漏れてしまうものらしい。
浣腸液を注入された後、太さが5センチ以上の太いアナル栓をされ、厳重に上から縄で押さえられた女性のアナルが、内側から裂けるようにして破れたと言う恐ろしい話ゆうかは知っている。
それでも、ゆうかは森からのアナル栓の拷問を望んだ。
硬いアナル栓の尖端が、ゆうかの引き締めたアナルに入ろうとしている。
アナルを引き締める力を抜けば、簡単に入るのだろう。
しかしそれでは、腸内で暴れている液とまだ残っているうんこが出てしまう。
だから、ゆうかはアナルを引き締めながら、それを押し開いて侵入してくるアナル栓の痛みに耐えるしかなかった。
森ははじめはアナル栓を、握るように持って入れていこうとした。
しかし、ゆうかのアナルの筋肉の強い抵抗を受け、最後の方は平たい基盤に手のひらを当て、押し込むような感じになった。
まだ比較的細いアナル栓だが、か弱い女性のアナルに男の腕で押し込む、と言うイメージが森を興奮させた。
それと同時に、それを甘受するゆうかが堪らなく愛しく、また尊く思えた。
完全に挿入したアナル栓から手を離すと、それはゆうかのお尻にぴったりと填まり、安定したかに見えた。
まだ初めての挿入だ。
上からの縄ふんどしまでは、しないでおこう。
森はゆうかの横に周り、横向きに床に顔を着けて苦しみを甘受してる彼女の顔を観察した。
軽く目を閉じ、眉は苦し気に潜めている。
唇を時々噛みしめたり、小さく口を開けて「はあっ!」とか「ううっ」とか可愛く呻く。
もともと痩せぎみで肉感的な魅力より、むしろ清楚な女性のイメージが強いゆうかが、こんな淫らな拷問を自分の意志で受け入れ、森のために耐えてくれている。
ゆうかは、何物にも代えられない。
森はそう思った。
ゆうかは、苦しみながら、時々薄く目を開けて時計を見る。
本当にまだ10分経たないの?
うっ、今のはすごいきつかったわ。
ああ、また!
短い周期で襲ってくる苦痛を噛み締めながら、ゆうかは耐えた。
やっと時計が10分の経過を知らせた。
「ご主人様、時間が...」
ゆうかのかなり切迫した声に、森はトイレに座ることを許した。
ゆうかは、一回目より少しはしっかりした足取りでトイレに向かい、そっと便器に座る。
「あの、ご主人様...」
アナル栓をどうしたら良いのだろうか?
「大丈夫だ。
自分で抜いてごらん。」
森の声にゆうかは頷き、開いた両足の間からお尻へと手を伸ばした。
本当に抜けるかしら..。
もし、抜けなかったら..。
そんな不安を感じつつ、ゆうかは自分のアナルの括約筋がしっかりと締め付けているアナル栓に指を掛けた。
指を基盤に掛けて、そっと引っ張ってみる。
しっかり咥えこまれてて、抜けない。
ちょっと力を込めたが、やはり動かなかった。
どうしよう..。
そんな困惑したゆうかの顔を見て、森が言った。
「アナル栓を抜いて、後から排便するとか思うな。
抜くと同時にうんこを出すつもりで抜いて見ろ。」
ゆうかは、言われたように試みた。
手で栓を抜くと言うより、排便する力で栓を押し出すような感じだった。
意外なほど、簡単に抜けた。
抜けると同時に、激しい排便が始まった。
しかし、出たのは短い時間だった。
一回目の、いくらか固形物が混ざり、独特のブリブリブリッと激しい音がしたのと異なって、2回目は、ジャーッと激しい水流のような音がした。
それでもしばらくは、茶色の粘液のような、ドロッとした液体が間欠的に出てきた。
すべて出し終わったと思ったゆうかは、自分の手で抜いたアナル栓を、ペーパーでぬぐって清めた。
さすがに二度のグリセリン水溶液の注入はきつかった。
激しい苦痛のために、体力を消費した感じだった。
「ご主人様、ごめんなさい..。」
トイレから出て、ゆうかは森に謝ると、正座を崩して床に横たわった。
この拷問はとてもきつかった。
でも、今はとても落ち着いている。
もう少しだけ、休ませてください。
そうしたら、またどんな激しい拷問でも受けますから..。
目の上で、森が天井から何かを提げているのが見える。
ああ、イルリガートルだったっけ。
今度はあのぶら下げられた容器いっぱいを注入されるんだわ。
さっきよりもっと苦しんで..、
ご主人様から喜んでいただくの..。
素敵だわ..!
しかし、今度のイルリガートルによる注入は、それほどの苦痛をゆうかに与えなかった。
森はイルリガートルの容器に、体温くらいのぬるま湯を入れたのだ。
ゆうかの腸内を苦しめたグリセリンは入っていなかった。
さらに、注入される姿勢も、力がいる四つん這いではなく、左を下にした横向きに寝かされた。
「お湯の大量注入をする。
薬は入ってないから、刺激は少ないと思うが、途中で痛みや息苦しさ、吐き気などがしたら、直ぐに言うんだ。
危険なことになるから。」
ゆうかにそう言ったが、森の声の方が緊張しているようだった。
さらにゆうかの腕に、市販されている簡易式の物とはいえ、自動式の血圧脈拍計まで巻き付けた。
森はゆうかのお尻を調教するのに、サークルを通じて以前ゆうかの母を調教したあの医師と連絡を取って、教えを受けた。
医師は慎重だった。
どのくらいまで耐えられるかは、個人差が大きいから平均値などは当てにならない。
常にパートナーの様子を観察して、ちょっとでも不安があれば、直ぐにやめること。
その時に、パートナーの身体に異変があれば、世間体等考えずに病院へ、いや場合によっては救急車の要請もするべきだ。
公共の救急組織を個人の性癖で利用するなど、恥以外の何物でも無いが、それでもそんな場合は躊躇ってはならない。
医師は具体的な責め方等より、そこの部分を強調していた。
森はそれをありがたいと思った。
もしもの時に、自分の躊躇いで大切なゆうかに万一の事があったら..。
それを考えるのは恐がったし、そもそも相手を苦しめるSMとは大きく矛盾する。
しかし、森はそんな矛盾の中でも、ゆうかを責め、かつ愛したかった。
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