お尻への責め、それはゆうかが恐れていたものだった。
肛門、アナル、菊、後ろの穴...。
お尻の穴への責めは、SMの初歩と一般には認識されているようだ。
SMはしなくても、前後の穴両方を使うというカップル、夫婦もかなりいるだろう。
元々排泄用の汚い穴なのに、そこに貴いぺニスを挿し込むなんて..。
もしも、お腹の中の汚いものが、ぺニスや責めのために挿入される道具に付着して汚したら..。
ゆうかの恐れの原因はそこだった。
ゆうかは尿なら、ご主人様のでも、自分自身のでも、床に這いつくばってでも、またはご主人様のぺニスから直接でも飲み干す自信がある。
でも、お尻から出るものは...。
便、糞、うんち、うんこ、色々呼ばれているが、ゆうかは小さい時から、その排泄物に大変な嫌悪感を持っていた。
健康な時は、明るいぬめぬめとした目立つ色で、僅かな量でもトイレの個室に独特の臭いを漂わせる。
もし体調が悪く、便秘や胃腸の潰瘍などからの出血があれば、黒ずんでその臭いは言葉に出せない臭さだ。
中学生の時に、体調が悪くて下痢をして、バス停から家までの距離を耐えきれず、水様の便を僅かだかショーツに漏らしてしまったことがある。
母から、ショーツのクロッチ部分に着いた汚れは洗濯機に入れる前に手洗いしなさい、と厳しく仕付けられていた。
しかし、うんこが着いたショーツを洗面台や台所の流しで洗う訳にはいかない。
ゆうかは泣きながら、庭の草花に水をあげるための屋外水道で脱いだショーツを洗った。
その時の汚なさ、不潔感、そして惨めさは、ゆうかの心の中にうんこに対する深い嫌悪感を作ってしまった。
ゆうかは、森からお尻の穴を拡張されたりする責めを恐れているのではない。
激しい痛みのうちに処女を森に捧げた今では、あのショーの中で母が受け入れた直径7センチもの極太のディルドーでも、甘受するつもりだった。
しかしご主人様に、私のお腹の中の汚いものを見せたり匂いを嗅がせることは絶対にしたくない!
きっと、きっと、あまりの汚なさに私をお嫌いになる!
それがゆうかがアナルへの責めを秘かに恐れていた理由だった。
森はこれまでのゆうかとの幾度かの会話で、ゆうかがアナル責めを恐れていること。
特に拡張などより、浣腸や見られながらの排便に恐れを抱いていること等は察知していた。
どのように経験をさせていくか?
普通のカップルなら、
女の子に小さなイチジク浣腸などを見せて、注入される量はほんの少しだと認識させて恐怖心を軽くする。
さらに、最初から排便を見らずに、徐々に恥ずかしさを軽減して慣らしていく。
どうしても男性からの注入を嫌がる場合は、女の子に自分の手でイチジク浣腸を注入させる。
等の方法が考えられる。
しかし森は、ゆうかのご主人様への愛と献身を信じた。
つまり、かなり強引な方法でゆうかを屈伏させようと思ったのだ。
森はゆうかの目の前に、ゆうかのアナルに使う様々な責め具を並べた。
透明のピストン式の浣腸器だけで、50cc用、100cc用、200cc用、そして500cc用と4
種類。
上から吊るして、その高低差の圧力で、ガラスの容器に入った最高1000ccの液体を、ゴムのカテーテルで腸内に注入するイルリガートル。
作りは中程が膨らんだ簡単なゴムの管だが、片方の端を洗面器などの中の液体に入れ、中程の膨らんだ部分のゴム球を握ると、中の弁により、逆流をせずに洗面器の液体をもう片方の端から出す仕組みのエネマシリンジ。
これなどは、洗面器にどんどん液体を継ぎ足していけば、無限に注入が出来るわけだ。
イルリガートルやエネマシリンジの先端に付けられるノズルも、細い簡単な形のものから、角ばったデコボコがついていて、挿入するだけでも痛そうなものもあった。
そして、注入された液体の排泄を許さないアナル栓。
これもディルドーを兼ねた簡単なものから、途中が括れて一番太い部分が入ったらアナルが括れに引っ掛かり抜けにくくなっているもの。
別に穿かせるゴム製のパンツに取り付けられるタイプと色々ある。
さらには、何本もの細い管が付属し、アナルに挿入された後にその管からピストン式の浣腸器で空気を注入すれば、アナルの内側に入っている部分が風船のように膨らみ、自力ではどうしても抜くことが出来ないという恐ろしいバルーンストッパーと言うものまであった。
このバルーンストッパーにエネマシリンジやイルリガートルを接続されたら、無限に注入され、出せないと言う地獄を味わうことになる。
拡張に使うディルドーも、直径が2.5センチ程度の物から、母が挿入された7センチまで、全部で10本以上が用意されている。
短縮な棒様のものだけでなく、捻れていたり、節くれだったり、写実的に男性のぺニスに似せていたり色々だ。
いかにも女性を虐め苦しめるためのデザイン、機能だった。
特殊なケースに入れられた銀色のステンレスの細長い管。
これは閉めた状態で女性のアナルに挿入し、その後に手元のネジを回すことで先端部分が開いて、ついには外からアナルの内部、つまり腸内を覗けるという恐ろしい肛門鏡だった。
もちろん挿入の時に不必要な怪我をさせないようにと、ローションは用意されている。
しかし、ローションのボトルに並べられて置かれているのは、グリセリン、食用酢、食塩水等
の注入されたら女の子の腸内で暴れまわり、苦しめる液体だった。
いつものように、両手を後ろに縛られたゆうかは、自分に使われる予定のそれら恐ろしい道具を見せられて、はらはらと涙を流した。
赦しを乞うのではなく、泣き叫ぶのでもなく、ただ涙がぽろぽろと流れた。
ついに、この時が来たんだ..。
ご主人様は、私の身体の中にあるうんこの、あまりの汚なさ、臭さに、きっと私を嫌いになる。
せめて、せめて責められている間だけでも、ご主人様が喜ぶように努めよう。
ゆうかは、そう思っていた。
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