朝の光を感じ、ゆうかは目が覚めた。
ゆうかは、普段は目覚めがあまり爽やかではない。
目が覚めても、暫くうとうとして、二度寝することもあった。
それが今朝は、いきなり意識がはっきりした目覚めだった。
気分はすごく良い。
熟睡したんだ。
昨夜の事が頭に浮かび、幸福感と羞恥心に包まれた。
すぐ横で森が眠ってる。
安心感と安らぎもゆうかの心を満たした。
まだ時間は6時前。
昨夜、2回目の森のお情けを受けたのが、多分もう1時くらいにはなっていただろう。
4時間ちょっとの睡眠なのに、なんて爽快なんだろう..。
森を起こさずに、そっとベッドから出ようとした。
「うっ!」
身体のあちこちが痛んだ。
特にあそこが..。
とりあえずお風呂でシャワーを浴びようかと考えたが、ご主人様の許しを得ずに勝手に浴びるのは憚られた。
部屋の隅で、そっと筋肉を伸ばしたり関節を曲げるストレッチをしてみた。
膝を屈伸させたら、またゆうかの膣から、タラタラっと液状のものが流れ、内腿を伝わった。
昨夜はドロッとしてたのに...。
床を汚すのも困るから、そっとティッシュを当てておいた。
6時半頃に、森が身動きした。
「お目覚めになるんだ..」
奴隷はご主人様がお起きになる時、どんな風にお待ちしておくものだろう?
主従関係の程度によって、一緒にベッドに寝たままから、玄関土間での土下座まであるだろう。
ちょっと迷ったが、ゆうかはベッドの側の床に正座した。
森が目を覚まして、寝返りをうった時、正座するゆうかと目が会った。
ゆうかをじっと見て、森はすぐににっこりと笑い、幸福そうな表情と声で
「おはよう」
と言ってくれた。
ゆうかは幸せだった。
深々と頭を下げ、土下座して
「おはようございます!」
と子供のような明るくうきうきした声で挨拶が出来た。
森が早く起きたのも理由があった。
チェックアウト前に、昨日入った混浴露天風呂に、ゆうかを入れたいと思ったのだ。
昨夜は全く使用しなかった浴衣一枚のみを許されて、ゆうかは森に連れられてホテルの廊下を歩いた。
混浴露天風呂に入るには、ロビーのフロントに部屋の鍵を預けるシステムである。
二人がフロントに着いた時にいたのは、ゆうかの祖父くらいの年配の男性だった。
「おはようございます。
良い朝ですね。」
にこやかに微笑んで、森からは部屋の鍵を受けとり、森の身体の後ろに隠れるように立つゆうかにも微笑んだ。
昨日までの、理屈だけでSMを学んだゆうかなら、その微笑みを
「昨夜はいやらしいことをしたんですな!」
と言う意味だと皮肉に解釈しただろう。
しかし、今のゆうかにとって、その男性の微笑みはゆうかへの祝福に思えた。
しかし、恥ずかしいことは間違いなかった。
ゆうかはノーブラで浴衣の生地に擦られて感じ、硬くなりそうな乳首を気にしてしまった。
ノーパンなので、自然足の動きも内股で歩幅も小さくなり、お淑やかにならざるを得なかった。
二人が混浴露天風呂に入ると、先客がいた。
さ
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