ベランダに佇み、ゆうかはいつまで晒されるのかも気になったが、それよりさらに別のことが気になってきた。
アンドロメダのように美しく晒されることをイメージしていたのに、生臭い、いやらしい事に気をとられて仕方がなかった。
股間の縄ふんどし。
縄自体は柔らかく肌触りも優しい綿製品であるが、それでもきつく陰裂に食い込まされ、擦れ圧迫されているクリトリスや膣口が切なかった。
僅かに身動ぎすると、かえってお尻の方、肛門まで擦られて切なくなる。
自分の身体のそんないやらしさが気になり出すと、胸の乳房を上下から挟み込み絞り出している胸の縄も、その肌への食い込みがいやらしく感じはじめた。
乳房だけではない。
なにも拘束されずにいる乳首さえ、痛いほど硬く突き出て、まるで「私も責めて!」と主張しているかのようだった。
ゆうかは切なさにたまらず、自分の太股を擦り会わせ、尻をもじもじさせた。
食い込んだ縄の脇から、熱い蜜が内腿に流れるのが感じられる。
ああ、乳首が切ないの..。
どうせなら、乳首も責めて欲しかった。
洗濯ハサミ..、私もして欲しい。
いつの間にか、ゆうかは腰を落として姿勢を低くし、自分の乳首をベランダの鉄製の手すりに擦り付けようとしていた。
乳首の先端が、冷たい鉄製の手すりに、ちょん、と触れた。
「あっ!」
小さな悲鳴のような声が上がる。
やかて擦り付ける動作は大きくなり、声も
「あっ、ああ。あ!」
と淫らに大きくなっていった。
後ろの引き戸が開く音がした。
振り返ると、森が立っている。
その手に持つものは、普通サイズではない、大型の洗濯ハサミだった。
あれ、きっとすごく痛いわ。
私、きっと耐え切れない..。
そう思ったゆうかだったのに、口から出た言葉は違っていた。
「欲しいの、痛くしてください..。」
森はゆうかをベランダから部屋の中に引っ張り込むと、壁に立ったまま押し付けた。
目の前に大きな洗濯ハサミを見せつける。
「これはバネがきつい。
とても痛いだろうな。
それでも、欲しいのか?」
脅かすような森の言葉に、ゆうかはこう答えた。
「欲しいです。でも..」
ちょっと間を開けて、ゆうかは言った。
「私、きっと痛さで声を出しちゃいます。
お願い、私の口に何か詰めて..」
森は頷くと、サイドテーブルの上に裏返しのまま置かれていた、ゆうかのショーツを手に取った。
それをゆうかの口元に持っていく。
ゆうかは黙って口を開け、自分の匂いがいっぱい着いた汚れたショーツを受け入れた。
そして、その惨めさを噛み締めながら、ちょっとこう思った。
「出来れば、貴方の穿いてたトランクスが良かったのに..」
※元投稿はこちら >>