股縄が締められ、ゆうかの股間は痛みと切なさにじんじんした。
姿見にも、白いゆうかの下腹に、くっきりと縦の赤い縄が写っている。
「縄ふんどしとも言うんだよ。」
森のふんどしと言う古風な言葉は、文学を専攻しているゆうかに、不思議な響きがあった。
逞しい男のするもの。
男達の股間の一物を守るための下着。
それなのに、今私は女の子なのにそのふんどしを締められている。
それも、細く食い込む縄で。
女の子の陰裂を守ってくれるのではなく、厳しく食い込んで、痛く恥ずかしくされてる。
ゆうかは、森から抱かれるのを考えるようになってから、面積の狭いのや、透けて見えるようなセクシーな下着のことも考え、通販などで買ったことがある。
その中にはティーバックもあった。
初めて穿いた時は、お尻にちょっと食い込むようなエッチな雰囲気に嬉し恥ずかし、と言った感じだった。
しかし、ティーバックはあくまで女性用の下着として作られたものだった。
お尻はともかく、前の陰裂は隠し守ってくれた。
でもこの縄ふんどしは、鋭く食い込み、女の子の一番敏感な部分を圧迫し、擦り、意地悪くせめるためのものだ。
森はさらに意地悪く、縄ふんどしの前の縦になってる部分を手で、くいくいっとしごいた。
「あっ、うんっ!」
たまらず、ゆうかは声をあげた。
「痛いかい?無理?」
聞かれてゆうかは、やはり顔を横に振った。
「よし、ではそのまま部屋を一周して。」
森の命令に、ゆうかは懸命に歩きだした。
ほんの短い歩幅で、それもゆっくりとでないと足を前に出せない。
後ろの足が前に出る時に、擦れる。
痛んだけど、多分膣から出てる蜜のためだろう、少しづつ食い込んでる部分が擦れるのが楽になった気もする。
「う、ううっ」
と言う苦痛を感じさせるうめき声から、ゆうかの声は次第に
「はあ、はあ、はあ」
と興奮に高まる息づかいへと変わっていった。
縄で捻れるのだろうか、途中で痛さといやらしさが高まり、足を前に出せなくなった。
少し腰を引いたような姿勢で立ち尽くすゆうかの尻を、森は手に持った縄を鞭のようにして打った。
柔らかな綿の縄だから、痛みはあまりない。
しかし、ゆうかにとっては、命令されてできなかったら、「鞭打ちのおしおき」と言うSMのお決まりが頭に閃き、再び股間がジュッと潤うのが分かった。
パシッ、パシッ。
森から尻を叩かれながら、一歩一歩歩く。
そんなに広くない筈の部屋なのに、どうしてなかなか終わらないの?
やっと部屋を一周し、その場に座り込みそうなゆうかに、森は更に恐ろしい命令を下した。
ベランダへの引き戸を覆っていたカーテンを開け、引き戸も開けたのだ。
「そのまま、ベランダに出なさい。」
※元投稿はこちら >>