ブラジャーは汗を吸っている。
でも、ショーツみたいに汚れてはいないはず。
ゆうかは、片手で乳房を隠し、片手でブラジャーを森に渡した。
森がそのブラジャーをどうするのか、両手で胸を隠して見守る。
森は一通りゆうかのブラジャーを調べ、裏側の匂いを嗅ぎ、満足げに、それを自分の横のサイドテーブルに置いた。
その時、ゆうかは気がついた。
取り上げられたんだ!
もう、あのブラジャーは、私が勝手に着て胸を隠すことは出来ないんだ。
ゆうかの胸は、隠した手のひらの裏で、きゅんと切なくうずいた。
「さあ、手をのけて。」
森の命令で、ゆうかは胸を隠した手を下ろそうとした。
従わなくちゃ。
心ではそう思ってるけど、手が動かない。
もちろん恥ずかしいから?
いや、若い女性としての本能?
もう決めてるじゃない。
私はこの人に仕えるって。
どんなに恥ずかしくても、恐くても、さっきのお母さんみたいに耐えるんだって。
やっとのことで、ゆうかは両手を下に下ろし、胸を露にした。
森の視線が乳首に集中している。
本当の矢のように、刺さるみたい..。
ゆうかは、顔を下に向け、森の視線が刺さっている自分の乳首を見た。
そこには、まるで他人のもののような、大きく、硬く、尖った乳首があった。
こんなに乳首を硬くしてたなんて..。
それを意識すると同時に、ゆうかの羞恥心に再び火が着いた。
「いやっ。」
両手で胸を隠す。
「だめだよ。さあ、見せて。」
森の声が聞こえたが、それはいつもの森の声と同じようで、違っていた。
逆らえない。
私の意志に関係なく、逆らえないの。
また、ゆうかの手は下におりた。
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