めぐみさんからは、これからは自分からたかしさんにして欲しい事を言うこと、恥ずかしがらずに曝け出す事を約束させられた。
たかしさんはアタシの望みを叶えてあげる事、過去を責めない事、ずっと一緒にいてあげる事を約束させられた。
それから三日間たかしさんの希望で休みを取った。
二日間はずっと一緒で、デートをして調教もした。
調教にはめぐみさんも参加して、色々な縛り方や責め方、逆にたかしさんへの責め方も教えてもらった。
三日目、たかしさんは用事があるからとめぐみさんに言い出て行った。
嫌な予感がしたのでめぐみさんに聞くも知らないと答える。
仕方がない。
午前はビデオを見ながら緊縛の仕方を教わる。
11時前にキリよく終わったので昼食の準備をする。
『めぐみさんお昼チャーハンで良いですか?』
『作ってくれるの?サンキュー!』
リビングに置いためぐみさんのバッグ。朝たかしさんが出かけた後あの中にメモを仕舞っていた。
バッグの中を見ると住所が書かれている。
『何してるの!』
『ここにたかしさん向かったんですよね?山田とか真沙美とかもいるんでしょ?』
『やめなさい!あなたが行ってもどうにもならないの!』
『たかしさんは汚れちゃいけないの!だからアタシがするの!邪魔するならめぐみさんでも許さない!』
フライパンを持ちめぐみさんに襲いかかる。
めぐみさんは調教部屋へと逃げるが、部屋の入り口で追い付き頭を殴った。
アタシは台所から包丁を取り出すと、めぐみさんのバッグに入れてタクシーでメモの住所へ向かった。
タクシー代をめぐみさんの財布から出して支払う。
着いたところは山奥だが、一時間に一台くらいは車が通るくらいの道から50mほど奥に入った何かの倉庫のような建物だった。
そっと中を覗くとマットの上に裸の女が横たわり、部屋の隅にはベッドがありその上でもぞもぞ動いている男がいる。
アタシはそれが山田と真沙美だとすぐにわかった。
中に入り真沙美に近づくと、真沙美が気がついた。
『麻衣子、助けて…お願い…』
その声に山田も続く
『俺たちが悪かった。金もバッグも全て返す。映像もデータも全て無い。許してくれ。』
『アタシが頼んでもアンタらは許してくれなかったし誰も助けてくれなかったよ。
それよりもお願いしたらこうしてくれたよね。』
アタシは真沙美に刺さってるディルドを無茶苦茶に動かす。
『ギャーーー!!もうやめてーーー!!ごめんなさいーー!!もう裂けてるのーー!どっちの穴も裂けて痛いのーー!!』
『あっうっうっ……麻衣子…もうやめてやってくれ……俺もこのとおり動けない身体になっちまった……真沙美の事許してやってくれ』
『2人愛し合っているんだね~。じゃあ2人一緒にイキな。』
『ギャー!………グワー!………』
『えっ?どうしたんだ?まだ始末屋は来ないはず?』
探偵が慌てて建物に戻ると血塗れの3人が。
あっ!あの子は麻衣子さん!
探偵はすぐにその場を後にして逃げ出す。
麻衣子は全身返り血を浴びた状態で歩いていた。
通りがかった運転手が警察へ連絡して麻衣子は逮捕された。
取り調べの中、麻衣子はアタシがコロしたとしか喋らなかった。
判決の日、刑を言い渡され裁判官から言い残したことは無いか聞かれた麻衣子は一言
『これでアタシはあの方の唯一無二の女になれます。』
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