朝目が覚めたら隣に寧子が寝ていた
起こさないようにベッドから出てシャワーを浴びる
キッチンでコーヒーを入れて寛ぐと寧子が起きてきた
『おはよう。コーヒー飲む?』
『ありがとう。昨夜遅くなってごめんね。
それで店長に遅いシフトにも入って欲しいって頼まれてるんだけど良いよね?』
『寧子が大丈夫なら…』
『ありがとう。ちゃんとたかしの相手はするからね』
それから数日経ち俺の体調も戻ったので事務所に顔を出す
『おはようございます。社長、体調も万全なのでまた仕事頑張ります。』
『あぁ…それだけど…この前言ってた準レギュラーなんだが…取り消しになったんだけど、洋子さんに何かした?』
全て話すべきだろうか…
迷ったが社長とマネージャーとの3人だけで会議室を借り、先日の出来事を全て打ち明けた
『……すまなかった…
洋子さんにはたかしの同意があれば、とは言っていたんだが…
まさか薬を使ってまで関係を持つとはな…』
『…社長、やはりしばらくは仕事休みます。
とはいえ、この会社好きですしもっともっと大きくしませんか?
実は俺……』
社長とマネージャーとの話し合いから、他の幹部も呼び今後のことを話し合う
俺は会社に出資する
しかもほぼ買収に近い金額で
役員や社員はそのままで、新規人材の発掘、有名プロデューサーとのコネクション、大手代理店とのタイアップといった方面に資金を注ぐ
私もそれなりの収入を提示してお互い合意に至った
家に戻り寧子に報告しようと思い連絡するが返事は無い
そういえば最近遅いからまたペットが増えたのかな?
家では俺のチンポが治るまで我慢してくれている
もしかして…
まさか…
店で…
『ただいま~』
寧子だ
『ただいま、仕事のスケジュールどんなだった?いくつか入ってた?』
『…いや…準レギュラーの話も無くなってた…』
『そう、残念ね。でもこれからはわたしがたかしを養ってあげる。』
『寧子…ペットどんどん増えてるの?身体大丈夫?』
『そんなことないよ。ペットも1匹増えただけ。
帰りが遅くなってるのは、今その豚を外に出しても恥ずかしくないように.集中的に躾けてるから』
『…ならいいけど…
お金も心配いらないからね
実は今日……』
寧子に事務所との話し合い結果を伝える
『…すごいね…
あっ!プロデューサーとかならわたしも協力できるかも!
ペットにその業界の人いるから!今度聞いてみるね!』
それから1ヶ月が経ち社長から連絡が入る
『たかし!人材は凄くいいの見つかったんだよ!10年に1人…いや!20年に1人の歌姫だ!
でも曲を作ってくれるプロデューサーが中々見つからないんだ…
あの才能を埋もれさせるのは勿体ない!
たかし…申し訳無いが洋子さんに連絡して知り合いの音楽プロデューサーとかにコネクション取れないか?』
『…わかりました…連絡してみます』
しかしこちらからの電話はいつまでも繋がることは無かった
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