『さあお疲れ様。初めてワタシの本性見てビックリしたでしょう?』
『正直やりすぎかなって思ってます。』
『大丈夫だよ。ちゃんと普通に歩いて帰ったでしょ。
それより酒でも飲みながらこれからの計画を話し合おうか?』
『はい。酒の希望ありますか?ワイン、シャンパン、日本酒、ビール……』
『じゃあ赤ワインでツマミはレバーが良いな~』
『シャトーOーブリオンならありますよ。レバーは注文して持ってきてもらいましょう。』
『たかしお前本当に金持ってんな~。学生が飲める物じゃねーぞ。』
『正直使い方に迷ってます。いつかは農場や牧場でもしながらのんびり暮らしたいですけどね。』
『じゃあ明日からそのための第一歩だなぁ(笑)』
その後は飲みながら、シェルターをどんな風にするか落書き程度に図面を描き、揃える道具や家具をリストアップした。
22時を回る頃めぐみさんから言い出した。
『たかし、お前の早漏治療はワタシも手伝ってやる。だから自信を持て。
ただワタシの心配は、お前が本当に麻衣子のことを愛し過ぎて麻衣子を壊さないかってことだ。』
『それは俺にもわかりません。何せ全てが初めてのことだから。』
『まぁワタシも気を付けるが……』
『ありがとうございます』
『とりあえず明日はワタシが業者に立ち会って指示する。そのあとグッズや家具など買って配達してもらうから合鍵貰ってくぞ。
お前は麻衣子と一緒に○○産婦人科行ってこい。話しておいてやるから、その日のうちにしてくれて面倒なこと言わないから。』
めぐみさんはそのまま空き部屋で寝てもらうことにした。
翌朝早くから業者が来た。
業者はめぐみさんと知り合いらしいので対応はめぐみさんにお任せして、俺は麻衣子に連絡をして来てもらう。
2人めぐみさんに言われた産婦人科で、麻衣子の処置をしてもらう。
そのまま昼飯でもと思ったが、麻衣子は食欲がないようなのでそのまま麻衣子のアパートまで送って行った。
帰宅したら家の前にトラックが大きな荷物を降ろしているところだった。
『おかえり。これが最後の荷物。もうちょっと待ってて。』
『じゃあ飯食って来ます。』
『じゃあ帰り買い物して来て。今日は芋焼酎だからツマミは任せるわ。』
『了解です。』
※元投稿はこちら >>