麻衣子と2人二階の寝室で向かい合う。
『話って?』
『…今までの事……嫌いにならないで欲しいの…』
めぐみさんに言われた通り黙ったまま頷く。
『ある人と浮気してました。』
『初めて会ったのは真沙美と居酒屋で飲んでいる時、隣の席に座って来ました。』
真沙美は麻衣子の同僚で、私も何度か会ったことがある。
しかし腹黒い一面が垣間見える女性である。
『真沙美とその人、山田さんって言う人だけど、意気投合しちゃって。そのまま二次会に行きました。』
『アタシはそんなに飲んでいなかったけど、真沙美が飲み過ぎて歩けなくなっちゃって。』
『真沙美がどこか休みたいって言い出して。山田さんがホテルに連れて行くって言い出して。真沙美は一緒に着いてきてって言うから、アタシも心配だったし。』
『ホテルに着くなり真沙美は寝ちゃって、そのまま山田さんと飲み始めたけど途中で寝ちゃって。』
『目が覚めたらアタシは……ソファーで裸にされていて……。』
『ベッドで真沙美と山田さんがしていました。』
『アタシに気付いた山田さんが近付いて来て、アタシが抵抗し出したら携帯見せられて、その中の写真には裸のアタシが映ってて。』
『大人しくしてろって言われて、そしたら真沙美がロープでアタシを縛って……』
『抵抗出来ずに犯されました。』
『その間も真沙美に動画や写真を撮られて、バラされたくなかったらこれからも言うこと聞くように言われて。』
『それからは山田さんにはほぼ毎日犯され続け、真沙美にはたかしさんからもらったバッグやジュエリーを盗られました。』
『山田さんの命令で大勢の男にも犯されました。』
『………そして………妊娠してしまいました。』
『麻衣子はそれを打ち明けてこれからどうしたいの?』
『山田さんとは妊娠がわかってから連絡が取れません。子供は望んでないし誰の子かもわからないので堕したいです。』
『でもアタシの口座は山田さんに管理されていたし多分0円だと思います。』
『めちゃくちゃ勝手な事を言っているのはわかっていますがお金を貸してください。』
『わかった。今までの事全部許すよ。お金も貸すのじゃなくてあげる。ただし条件がある。
これからは俺の奴隷としてこの家で生活してもらう。
俺の言うことには《はいと言う意味のこと》しか答えてはいけない。いいえやヤダは許さない。
要は絶対服従だ。それが守れないなら麻衣子を壊してしまうかも知れない。
それでも良いなら全部許してお金も出す。どうだ?』
『……良いんですか?私にとってたかしさんと一緒に居られるだけで幸せなのに、本当に良いんですか?』
『じゃあたった今から麻衣子は俺の奴隷だ。』
『はい!』
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