SM・調教 官能小説

甘い新婚生活だったのかも知れない。
真面目な旦那さんとの間に無事に子供も生まれ、上の子供が6才の時に下の子供も授かる形になる。
子供を産むことにより、性欲減退する者も入れば変わらない者もいる。が、晴美に関しては性欲が増したようだ。
本来、真面目な旦那さんである。
有名大学を卒業して、そこそこの大手会社に勤め、ギャンブルもすることなくタバコを吸うこともなく、酒はたしなみ程度に飲むくらいである。
夜の営みも真面目そのもので、正常位だけで一回放出すればそれで終わり。
自分本意なセックスで、入れて出せば終わりである。
晴美にしたら、今までの男性経験からしたら物足りなさを感じずには居られない。
ただ、真面目なだけが取り柄の旦那にたまには体位を変えてして欲しいとか、もう一回しようとは言い出せない。
ある時、旦那さんが風俗嬢やAV嬢だけでなく、バラエティーなんかで出てくるグラビアアイドルすらも下衆だのはしたないだの、淫乱だのと結婚してからテレビを見ていると言っている姿を見る。ニュースなんかでもセクハラや卑猥な事件などを見ると不快な顔をしている。
そんな真面目な主人に正常位だけでなくバックでとか、私が上に乗るとかクンニをして欲しいとか言える訳もなかった。
たまには夜に布団の中で手を繋いだりしたりしても、握り返して来たり抱き締めれたりすることもなかった。
旦那から言わせれば女から求めて来るなんて、もっての他なのである。
安物のアダルトビデオみたいなものであるに違いない。
そうして、子供が二人出来て、実際に育児、子育て家事と多忙な毎日を送ることになる。
段々と夜の営みも無くなり、お決まりのようにセックスレスへと自然になって行く。
二人目が幼稚園に行く頃に生活環境がガラリと変わる決定的な出来事が起こる。
姑との同居が始まってしまうのである。

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