どんなレスが多いかと言えば、そんな男別れたら?離婚したら?じゃー別居したら?男を作っちゃえ!浮気したら?
だが、晴美としては、子供の事を考えると別れられない。経済的に子供を養えない、別居もお金が掛かる、実家を頼る事も出来ない、浮気も勇気が無いし出会いもない、子供を二人も産んだおばさんだし、誰も相手してくれない、
私はここで普段言えない愚痴や旦那や姑の悪口を言って鬱憤晴らすだけで充分。
そんな感じではあるが、やっばり我慢は体に悪い。
ストレスは溜まる一方である。
そんな晴美に15歳歳上の高橋と名乗る男は優しく晴美の愚痴に付き合ってくれる。
顔も見えない相手だからこそのなのか、ある程度だが自分の本心も言えてしまう。
家に居れば、旦那や姑に何を言われるのか?次は何を言われてしまうのか?ビクビクと身構えてしまう時もある訳で、そんな時に優しい言葉で接してくれる高橋に好感を持つのは当然の成り行きである。
高橋も結婚している。嫁、舅、姑、小姑、そんな経験を晴美以上に経験している。
だから、高橋の言葉には説得力もあり頷けてしまう部分もあり勇気付けられてしまう。
晴美の心は高橋に引き寄せられて行く。
思いかえせば、男性経験は旦那を含めて4人だけである。一人目の男とも結婚を意識したが、経済的には不安定な男で単なるスケベな男だった。
二人目も三人目も独身と聞いていたが結婚してた。
そうして選んだ相手は真面目な男。
だが、今となっては超が付くほど真面目すぎる。
しかもエリート思考で人を見下すような考えや発言。
その影響はやはり母親である姑ゆずりである。
こんな人とは知らなかったし、思わなかった。
だが子供の事を考えると離婚出来ない。
やっばり我慢するしかないのか?
浮気?誰が相手してくれるの?そんな勇気もない、
だけども、高橋さんなら良いかな?
晴美の心は揺らぎ始めるのだった。
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