私はガウンを脱いで、どうしてよいか判らないとその場から動けない柊を手招きする
「こちらに来て‥貴男に使うお道具よ、手を触れて確かめて見て。私は生粋のサディストじゃぁ無いから甘いでしょうけれど雰囲気を楽しみましょうね?
レザーの手枷、足枷、首輪に繋ぐ鎖、スカーフ、乗馬鞭、ルレット、オイル、ローター、コンドーム‥」
柊がまず手に触れたのは鞭だった
「怖い?酷くはしないわよ、まだね?」
「これは何ですか?」
手にしたのはルレット。
「手芸用でね、布の上にこのトゲトゲの円盤を転がす事で小さな穴を付けて印にする道具よ、まあ、今日は貴男の肌に使うので穴が空くような事にはならないけれど、痛みはソレナリかな?手のひらに使って見て、悪くない痛みよ?」
柊は手のひらや腕にルレットを押し付けてみている
股間を見るとグレーの布地が押し上げられ先の蜜で色が変わり始めていた、痛みを欲しがるタイプかもしれないな。どうやって責めようかなと考えながら、先ほどのオドオドした態度から打って変わって
興味と興奮で柴犬の子供みたいな目をしている柊を眺めるのはとても愉しい。
「さぁ始めましょうか?無理だと思う時の合図は‥『助けて下さい』といいなさいね、いらっしゃい私の前に跪いて挨拶を」
ヒールへ柊は口づけて、どうか僕を可愛がって下さいと柔らかいカーペットに跪いた。
そのままで‥と、鎖を柊の首輪に繋ぎ、クイッと引っ張るようにソファーの前まで犬の散歩をさせるように連れて歩く
スカーフを手に取り私はソファーに座り、脚元に柊が跪くと膝を開き彼をスツール替わりに背中へ脚を乗せてやり、鎖をグッと引くと
柊が私の太腿に擦り寄って口吻をする
『これからスカーフで貴男の視界を奪うわね、怖くはないでしょ?うっすらと影は見える位の布ですもの、肌の感覚を楽しむのよ?』貌(かお)を上げ、されるままに預けてくる柊
背に乗せた脚を少し立ててピンヒールで背中の肌を引っ掻いてやると
『はぁぅ?クッっ、痛っ』と反射的に声を上げた
両脚の太腿で貌を挟んでやりながら、ほんとに痛い?と聞けば、いえ、そんなに痛く無かったですと言うので、痛いのを期待してるんでしょう?と質問すると
困惑した様子で『僕自身、何が欲しいのかわからなくて、でも今までに無い位に興奮してるんです』と濡れたような睫毛を震わせながら訴えて私を見上げる。
『今日の経験が、あなたの道になるかしらね?』
柊の視線を絹のスカーフで遮り、椅子へ腰位置へクッションを置いたところへ導き座らせる
足首、手首を枷で椅子の脚と肘置きへ固定させた。
手のひらで温めたオイルを鎖骨、胸、腹にポタリポタリとと垂らす
『アッ、アッ‥』柊の薄い唇から上擦った喘ぎが漏れる
垂れるオイルを上半身にゆっくりと伸ばして、色のうすい尖りの周囲をくるくると指先でくすぐっていると高く成る声、
硬く尖って光る乳首が震える
『さぁ痛みを、あ・げ・る』
ルレットの刺(トゲ)の円盤を肉の薄い乳輪の端に転がし走らせた
胸筋を横断し、胸から正中線を下り臍、鼠蹊部と柔らかい部分をチクチクと小さな刺を刺していく
その度に『ヒッ、くぅぅ、あぁっ』と痛みだけでは無いであろう声が絶え間なく漏れている
『気持ちいいんでしょう?柊?』
『あ、はぁっ、善いです、もっとしてくださいっ』
『あら?素直、もっと‥ね』少し強めに刺を乳首の尖りの先端に数回行ったり来たり走らせると柊は喘ぎが止まらなくなってブルブルと震えだす
何度も脇腹や喉元に、そしてまた乳首の先へとルレットを走らせれば、ひときわ高い声を上げながら
ブシュぶしゅとビキニの中へ吐精した。
『触れてもいないのにいってしまったの?まだイって良いって言ってないのに?』
女の子の乳首の様に立ち上がって来た尖りを爪でギリギリと抓って悲鳴をあげさせる、『うぁ、ぁあっう、いっ‥た、痛いです、ごめんなさい、勝手に射精して申し訳ありませんっ』
目隠しの下で頬や耳元が赤く染まっているのを見て私はゾクっとする
わたしは、責められている彼に自分を重ねているのかしら?それとも純粋に責める事に感じてしまっているのかしら?と考えながら
ビキニのグレー色が濡れて黒色に染まった股間には触れず
鼠蹊の肌に指を滑らせ触れて『ドロドロね、酷い匂いだわ』と耳元に囁いて耳垂に歯を立てた
果てたばかりだと言うのにまたムクムクと起ち上がってくる股間に苦笑しながら
『全く反省してないじゃない、柊の下半身は悪い子よね?』
息を荒くして薄い肢体をくねらせるけれど、枷とリードの鎖がカチャカチャと音を響かせるのみ。
『外してあげましょうか、まだまだ足りないのでしょう?』
脚と手枷を一度外して椅子の背側へ立たせ
リードを椅子へつなぎ直し、
背もたれに手をつかせて背後に回ると
乗馬鞭を手にとり、空を切るヒュンという音を柊の側で聴かせる
『腰を突き出して脚を開きなさい、鞭を使うわ』
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