ワハハハハ...
笑いが収まらない男。
男: あぁーあ!情けねーヤツだなー!
彼女: そんなこと...
男を睨むように見て言った。
男: ん?なんだよ?
彼女: 私と彼は...私と彼は躰だけの関係じゃないですから!
男: なんだ?今更?
彼女: わ...私は彼を...彼を信じています!
男: ふーん...信じてるねー...
スーツ姿の彼女を舐めるように見ている。
男: 信じてるけどオレを悦ばす為にそれ着て待ってたんだろ?ん?
彼女: ちっ違います!あなたが着ろって!
男: そんなに強く言ったか?
彼女: ...それは...
男: もっとこっち来いよ!
彼女の腕を引っ張り側に寄せる!
彼女: ちょっ!ちょっと...
男: お前が信じていようがいまいがオレには関係ねーんだよ!
彼女の頭に顔を近づけ匂いを嗅ぎながら言う。
彼女: やめて...やめてください!
男の手が彼女の胸に移動する!
彼女: ンンッ!やめて!ダメです!
男: なにがダメなんだよ?あ?
彼女: ダメ...やめて!
男: お前スーツ着てるけどパンティー履いてんのか?ん?
彼女の顔がみるみる赤くなる!
男: 履いてんのか?あ?!
彼女: ...
男の手がザッとスカートの中に差し込まれた!
彼女: ヤッ!!
男: やっぱり!ノーパンじゃねーか!あぁ!
彼女: やめて!だって履くなって...
男: ノーパンで男が来んの待ってて、やめてはねーだろ!?
彼女: は...履くなって言ってたのは...
男: オレだよ!ホントに履かないで待ってるとは思わなかったけどな!
彼女: そっそんなぁ...
スカートの中の手が動きだす!
彼女: ダメダメ!お願い!
男: なんでダメなんだ?ん?
彼女: だって私は彼のことが好きなんです!
男: アイツはどうかわかんねーぞ?
彼女: かっ彼も私を...
男: へー...アイツをそんなに信じてんだぁ?
彼女: あたり前です!
男: 毎日オレを想像してオナってるくせに?
彼女: そっそれは...それは私がバカでした!もう...もうしません!
男: アイツなんてお前に言ったの?
彼女: そんなこと...言う必要ないです。
男: なんて?なんて言われたっ?
声を荒げて言う!
彼女: ...ずっと...ずっと一緒だって...
男: へー!そんなこと言ったんだ!?そーかそーかぁ!
男がおもむろに携帯を見始めた!
男: 昨日だ!昨日!偶然だったんだよ!見ちまってよぉ!これ!見てみろよ!
彼女に携帯画面を見せた!
画面をみるなり
彼女: え?なんですか?これ?
男: いや偶然そこのモールに寄ったら2人で歩ってたんだよー!
彼女は食い入るように見ている!
男: 腕組んじゃってよー!楽しそうに映画館入ってったぞぉ!
彼女: ウソ!こっこんなの...ウソよ!
男: ウソじゃねーよ!写ってるSALEのポスター見てみ!日付昨日だろ?
彼女の顔が引きつっていく...
男: これアイツの女房だぜ!これだと顔がよくわかんねーけど間違いない!
彼女: ...なんで...ウソ...
男: 夫婦円満だねー!仲よさそう!
彼女: ひどい...なんで...
男: まったくヒデーヤツだよなぁ!
彼女の頬を涙が伝う。
男: 昨日の今日で言ってることとやってることが真逆だもんなー!許せねーな!
ハメられた!!
完全にやられた!!
昨日の映画館に行く時に妻が腕を組んできた!
アレは写真を撮る為にワザと妻と男が仕掛けた罠だったんだ!!
まんまとハメられてしまった!!
これでは僕は飛んだ大嘘つきだ!
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